ある日の明治神宮

新宿から明治神宮に向けて歩いた、雨上がりの日。



新宿中央公園の裏から参宮橋駅へ向かう途中、甲州街道沿いで見つけた看板。
拡大してみましょう。

ボディーを曲げてまで執拗に歩行者を狙うトラックの獰猛さが、青と黄色の毒々しい補色で強調されています。
すばらしい。



春先の雨上がりはまだ肌寒く、寂しげな空の下、土曜の午後でも歩く人の姿は見当たりません。



湿り気と、まだ鋭い３月の空気。




いや、別に人がいないわけじゃないんですけどね。
雰囲気雰囲気。


さて、好例の絵馬観察。

痴呆…反対？


言いたいことは判りますよ。ええ。
言葉違えど同じ人間。
苦し紛れに捻出する願い事なんて、きっと世界中あまり変わらないのだと思います。
皆の願いが同じなら、世界平和はきっと叶う。
そんな思いを胸に刻み、まだ新しい聖域を後にしました。

コメント 6

ひょっとして自分のでしょ?
by ばくはつごろう (2009-04-18 23:34) 

内輪差の恐ろしさを、嫌というほど分からせてくれる看板ですね。
by つぼっち (2009-04-19 10:13) 

＞ばくはつごろうさん

いえいえいえいえいえ。
今のところ満足しておりますよ。
ていうか、「中威力彩頭彩」ってどういう意味なんでしょね。
by クロヒコ (2009-04-19 19:23) 

＞つぼっちさん

簡潔にしてインパクトのある看板ですよね。
「左」だけ若干傾けたり、字そのものもけっこうきれい。
手すりの向うにしまいこんでしまうにはちょっと惜しいできだと思います。

by クロヒコ (2009-04-19 19:27) 

こんばんは！
こんなすごい絵馬、よく見付けますねぇ！
思わず笑ってしまいましたが、決してムゲには出来ない何かを感じます（笑）
全くの他人ながら、どちらも叶えてあげて欲しいと思ってしまいました（笑）
by しのっち (2009-04-24 23:00) 

＞しのっちさん

上の方は兵器と世界平和という順当な流れの中に、平然と「痴呆」と挟むあたりに只事じゃなさがひしひしと伝わってきます。
それに対して下の方では、満を持して、という意気込みのようなものが見て取れます。特に「！！！」のあたりに。３つもいらんだろう、3つも…。
両方とも本質的に切実な願いですから、頸をひねって苦笑しつつも捨て置けません。
ちょっと大き目の神社に立ち寄った際、絵馬をのぞいて見るとけっこう面白いですよ。
特に天神社などで、親が子供の学業成就を願って書いた絵馬に誤字を見つけると、なんともいえない気分になれますw
by クロヒコ (2009-04-25 20:43)