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2012夏 なんとなく鉄道旅行(2) [大なり小なり旅の記録]

8/11
朝はきっちり目覚めました。
テレビをつけたらオリンピックの男子サッカーの日韓戦を中継していたのですが、どうにも締まらない形で失点していたので心置きなくテレビを消して、予定通りの時刻に出掛けることが出来ました。
「ちょこちょこ観てたかぎりでは、日本はメキシコ戦の3点目の取られ方を心がけていたようだぬ。まあ、普段のオリンピック代表に回帰したわけか。 」

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旧暦の七夕でしょうか。この時期の七夕飾りも新鮮です。
嵐はキティちゃん並みに遠い存在であることを学びました。

・京都0544~姫路0755
程なく寝落ちしたらしく、大阪あたりからの車窓の記憶がありません。

・姫路0800~岡山0928
短い編成の列車に乗り換えることとなり、混雑する姫路駅ホームで素早く駅弁を購入しました。
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「あなごめし」。
可もなく不可もなく、といったお味でしたが旅行者に不足しがちな野菜が豊富なので助かりました。

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「姫路からの岡山行きは大混雑。京都からの2時間をほぼ寝ていたので立ちっぱなしも割合平気。しかし何故にまっ黄色なのかこの列車。」

これはツイッターでフォロワーさんに教えていただいたところによりますと、JR西日本は路線によって色分けしているところなのだそうです。
山陽本線はこの色で、湖西線は緑色だとか。
ちなみに、このあと糸崎では、東日本では目にすることがなくなった湘南色の車両を見付けました。


「姫路から1.5時間耐久立ちっぱなし続行中。BGMはThin Lizzyから井上陽水へ。周りはロック系バカップル、奥さん拒食症系中年認めない夫婦、新書読み上げ系インテリ風カップル(♀が江川紹子似)など花盛り。」

それにしても、ツイッターでは酷いことばっかり言ってるな、自分w

・岡山0947~糸崎1117
「岡山着。三原行き座れた~\(^^)/」
岡山から広島にかけて集中豪雨に見舞われたようで列車もしばしば徐行運転を余儀なくされ、ダイヤが乱れます。
そして山口県内ではさらに酷かったようで、午前中一杯不通だったところもあったとか。

「へー。宝塚でも銀英伝やるんだ。ルッツとかケンプとかシェーンコップとかビュコックのキャスティングに期待。当地の電車の中吊りって知ることも多い。」

・糸崎1127~岩国1339
↑この時点でこれより10数分遅れています。
しかも酷い混雑です。

「山陽本線、三原から広島にかけて大雨による遅延の影響で笑っちゃうほど大混雑。ドア脇で平仮名みたく身をよじらせつつツイートなう。あーあーあー(泣)」

「膝カックンされてるような微妙な態勢なう。JCらしき有機物の前にちんを突きだしつつあり、なう。ああ、糸崎で駅前の撮影なんかせずに座席を確保すればよかった、なう。雨上がりからぐんぐん気温も上昇中。何この3Dツイスターゲームみたいなよじれ態勢。お尻をコツコツ突かないで!ひぃああ! 」

「広島なう。たった2分後の列車を待てずに殺到する人が意外に多い。 」

「宮島口で若いもんがドコドコ降りていった。今日は花火大会があるらしい。それと豪雨の混雑が重なったのか。2時間ぶりぐらいで座れた。」

「『東京物語』ゆかりの尾道、『ハンテッド』ゆかりの三原を通って『天皇伝説』ゆかりの岩国へ。 」


・岩国着
なんとか岩国まで来たのですが、先ほど述べた午前いっぱい不通の影響でダイヤは大幅に遅れていました。
そこで予定を変更することにしました。

「岩国まで来たが、山口県の山陽本線が午前中いっぱい止まっていた影響は大きかった。幡生から山陰本線回りを諦め、広島から高速バスを使って浜田へ向かうことにする。ここ数年の鉄道旅行はアクシデントに遭遇する確率が高い。 」

「まあ、追加の出費といっても3000円程度なんだけど。」

去年末の北海道旅行でも、帰りは大寒波の影響で羽越線が止まったりしていたのでした。
そんなわけで、以下の行程がおじゃんになりました。
岩国1347~幡生1646
幡生1653~滝部1809
滝部1827~長門市1915
長門市1919~益田2108
益田2139~浜田2226


翌日に予定していた広島観光を1日繰り上げ、雲の退いた広島市内を歩きます。
途中でつけ麺など食べて、着きましたのは今回の旅の目的地、平和記念資料館。
初めて訪れます。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index.html
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入場料は大人50円です。
入ってすぐの東館では、広島という街が「軍都」として発展していく過程や、原爆投下が決定されるまでのアメリカ側の動き、ざっと概観した原爆の被害、その後の復興、核開発競争時代の各国の核実験、核廃絶への世界の取り組みなどを知ることが出来ます。
そのあと、渡り廊下を通って本館に至ると展示内容はぐっと生々しくなります。
原爆投下直後、火の海と化した瓦礫の街を、腕から爛れた皮膚を垂らして彷徨する母子のジオラマや、直接熱風を浴びてボロボロになった被爆者の服などが展示されています。
長崎の原爆資料館には2009年に行きましたが、その時と同様、こちらにも若いカップルの姿が目立ちました。
彼等はこれらの展示を前に、言葉を無くし、鼻を詰まらせ、辺り一帯には鼻水をすするズビズビという音が響いていました。他ならぬ自分もまた、ズビズビいっていたのですが。
最高で6000℃とも言われる熱に晒され表面に気泡を生じた瓦に触れる事が出来ます。
そのあり得ない感触から、核兵器がもたらす想像を絶する作用に思いを馳せます。

資料館を後にすると、高速バスの発車時刻が近づいていました。
原爆ドームの撮影もほどほどに、市電の乗り場を捜します。
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「いろいろ見てたら思いのほか時間食った。昼飯に迷ったのと、セミの救出に割いた時間が悔やまれる。高速バス出発まであと10分。市電はけっこう遅い(泣)」

「ダッシュ一番、かろうじて高速バスに間に合った!飲み物買いたかったよう…。おしっこしたかったよう…。あと2時間!」

高速バスに乗るのは初めてでしたが、夜の車窓はなかなか趣深く、片側1車線の浜田自動車道も快調に流れており、ピンポイントの冷房も強力でよろしかったですよ。
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よっぽど広島で汗をかいたのか、休憩のパーキングエリアでは紅茶飴のような色のおしっこが出ました。あーあーあー。

浜田には21時過ぎに到着。
自分が宿を決めるにあたって、チェーンのホテルよりも地元の施設、新しいところより古めの施設、という基準を定めています。
スケジュールの都合が付く範囲内で「ここだ!」と見定めたお宿は期待に違わぬところでした。

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「浜田のホテルが予想通り良い。紆余曲折あって観光ホテルからビジネスホテルに改装した感が。廊下のプレートには「3人用」と書かれており、広い部屋。テレビの前の円卓の所在無さげな佇まい。」

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フロントに、東京では見たことのない経済誌を見付け、とんでもない経済音痴であるにもかかわらず、部屋に持ち込んで読んでしまいました。
うーん、提灯記事多めw(あたりまえだ)
ただ、近々島根でこのような博覧会が開催されることを知ることが出来ました。
http://www.shinwahaku.jp/

この日はいろいろありましたが、終わりよければ全てよし。
いっぱい汗をかいた日に飲むビールはおいしかったです。

(つづく)





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つぼっち

まっ黄色な電車は、地元岡山でよく見かけます。
塗装費用の削減なのでしょうが、一色塗装の電車が増えています。
都会の銀色の電車と違って、塗らなきゃいけないところが多いから。。。
by つぼっち (2012-08-19 23:55) 

クロヒコ

つぼっちさんご無沙汰しておりました。
コメントありがとうございますm(__)m

なるほど。塗装代ですか。
都会の列車では銀色の部分に、シールを張り付けるように広告を掲載したりしますね。
一度、山手線の外壁にタフマン(伊東四朗)が踊っていた時はビックリしました。

by クロヒコ (2012-08-20 11:11) 

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