谷川温泉近くに未知の吸血生物を見た! [大なり小なり旅の記録]
久し振りの旅行記です。
先月末に転職し、とにかく目が回るような1ヶ月でした。
肉体的に辛い仕事なので、暇を見付けて水上の温泉へ行ってきました。
…もちろんこの時期ですから、当ブログの必須アイテム「青春18きっぷ」で!
せめて行きはゴージャスにしようと思い、湘南新宿ラインのグリーン車を使ったのですが平日は¥950なのですね。
土日祝日は¥750だったので不意打ちを食った気分です。
平日は人が少ないけどこういう罠が。シフト労働にも長短があります。

車窓から見付けた謎の文字。
天の犬…?
高崎で上越線に乗り換えて1時間ほど。
水上までは1時間に1本ぐらいの間隔で便があります。これが新潟へ抜けようとすると、この先は一気に減るのですが…。
駅前から少し北上します。

駐車場への凄い勾配のスロープ。バンパーをこすらないか心配になってきます。

線路沿いに公園のようなちょっとしたスペースがあって、D-51が静態保存されていました。
その傍らには記念写真用の顔ハメパネルが。

はい。
お約束お約束。
スマホでセルフタイマーを使うにあたって上手く固定できず、傾いてしまったのはご愛敬。
「鹿野沢」の橋で利根川を渡って水上支所前を左折。程なく谷川手前の分岐を右手に入って、山道を3㎞ほどてくてくと登っていきます。
途中までは歩道もあり、安全な行程です。
不安定な空模様で、雨がざーっと落ちてきたかと思うと、カラッと晴れ上がったりして、折りたたみ傘を差しながら進みます。
標高が高いので気温はそれほどではないものの、やはり歩いているうちに汗だくに。
上を覆う木立の葉からいろいろ落ちてきて、傘の縁で小さな尺取り虫が身をくねらせていたりします。

ちなみにこんな眺め。
そういえばここ、高校時代に友達と来たことがあったなあ、などと自分の健忘ぶりを再確認しているうちに町営「谷川温泉 湯テルメ」に到着。
http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/yuterume.htm

流石に平日の昼時、まばらなお客さんは主に地元の方と思われました。
おかげで内風呂、露天風呂を独占できました。
いえーい!
内風呂は泉質も温度も異なる3つの湯船。
なんという贅沢。
リンクフリーとのことなので、こちらのサイトも参照します。
http://www.geocities.jp/nara_no_daibutu2/spa-4/22-tanigawa-yuterume.html
冬はこういう感じなのかー。
思ったより大きな露天風呂は素晴らしかったのですが、小さな虫がぷかぷか浮いているのもこの季節ならでは。これぐらいなら気になりませんでした。
眼鏡かけてたら渓流がもっと良く見えただろうなあ。
休憩室で、当地名物の生どら焼きとリンゴジュース(カウンターにて¥200で販売)を賞味したら、行きの行程でちょっと気になっていた「おっかな橋通り」という脇道へ。
車道から生活道路へ、舗装が消えて藪の中へ…。


気付いたらこんな所に来ていました。
山道での経験上、手頃な木の枝を拾って顔の前でぐるぐる廻しながら進みました。蜘蛛の巣よけです。
案内に従って藪の中を昇っていったはずが、何故か民家の裏へ出てしまいました。
まあ、良くあることです。
散策道の入り口に何やら看板と、スプレー容器が見えました。
なになに…。
「この時期、散策道にはヤマビルが出没しますので、この食塩水を吹きかけて下さい」
なーにー!
向こうの入り口にはそんなこと書いてなかったじゃん!
そういう事は早く言え!
と、無防備極まりないクロックスサンダルに目をやると、
穴からにゅるっと茶色い奴が!
既にいるし!
…この後のリアクションは、傍から見ていたらたいへん面白かったと思います。
大の男が「うーおー!」などと絶叫し、両足をでたらめに振り回しながらアスファルトの路面に躍り出たのですから。
そう。まるで前日に当選した山本太郎の「メロリンキュー」のように…。
http://www.youtube.com/watch?v=ftIDia0WpIM
(30秒あたりからの動きが酷似)
と、いうわけで幸いにもヤマビルはどこかへ吹っ飛んでいったようでしたが、教訓は残りました。
「夏の山道は、蜘蛛の巣だけじゃなくてヤマビルにも気をつけよう!」
(この後はあっけないほど無事に帰宅しました。)
先月末に転職し、とにかく目が回るような1ヶ月でした。
肉体的に辛い仕事なので、暇を見付けて水上の温泉へ行ってきました。
…もちろんこの時期ですから、当ブログの必須アイテム「青春18きっぷ」で!
せめて行きはゴージャスにしようと思い、湘南新宿ラインのグリーン車を使ったのですが平日は¥950なのですね。
土日祝日は¥750だったので不意打ちを食った気分です。
平日は人が少ないけどこういう罠が。シフト労働にも長短があります。

車窓から見付けた謎の文字。
天の犬…?
高崎で上越線に乗り換えて1時間ほど。
水上までは1時間に1本ぐらいの間隔で便があります。これが新潟へ抜けようとすると、この先は一気に減るのですが…。
駅前から少し北上します。

駐車場への凄い勾配のスロープ。バンパーをこすらないか心配になってきます。

線路沿いに公園のようなちょっとしたスペースがあって、D-51が静態保存されていました。
その傍らには記念写真用の顔ハメパネルが。

はい。
お約束お約束。
スマホでセルフタイマーを使うにあたって上手く固定できず、傾いてしまったのはご愛敬。
「鹿野沢」の橋で利根川を渡って水上支所前を左折。程なく谷川手前の分岐を右手に入って、山道を3㎞ほどてくてくと登っていきます。
途中までは歩道もあり、安全な行程です。
不安定な空模様で、雨がざーっと落ちてきたかと思うと、カラッと晴れ上がったりして、折りたたみ傘を差しながら進みます。
標高が高いので気温はそれほどではないものの、やはり歩いているうちに汗だくに。
上を覆う木立の葉からいろいろ落ちてきて、傘の縁で小さな尺取り虫が身をくねらせていたりします。

ちなみにこんな眺め。
そういえばここ、高校時代に友達と来たことがあったなあ、などと自分の健忘ぶりを再確認しているうちに町営「谷川温泉 湯テルメ」に到着。
http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/yuterume.htm

流石に平日の昼時、まばらなお客さんは主に地元の方と思われました。
おかげで内風呂、露天風呂を独占できました。
いえーい!
内風呂は泉質も温度も異なる3つの湯船。
なんという贅沢。
リンクフリーとのことなので、こちらのサイトも参照します。
http://www.geocities.jp/nara_no_daibutu2/spa-4/22-tanigawa-yuterume.html
冬はこういう感じなのかー。
思ったより大きな露天風呂は素晴らしかったのですが、小さな虫がぷかぷか浮いているのもこの季節ならでは。これぐらいなら気になりませんでした。
眼鏡かけてたら渓流がもっと良く見えただろうなあ。
休憩室で、当地名物の生どら焼きとリンゴジュース(カウンターにて¥200で販売)を賞味したら、行きの行程でちょっと気になっていた「おっかな橋通り」という脇道へ。
車道から生活道路へ、舗装が消えて藪の中へ…。


気付いたらこんな所に来ていました。
山道での経験上、手頃な木の枝を拾って顔の前でぐるぐる廻しながら進みました。蜘蛛の巣よけです。
案内に従って藪の中を昇っていったはずが、何故か民家の裏へ出てしまいました。
まあ、良くあることです。
散策道の入り口に何やら看板と、スプレー容器が見えました。
なになに…。
「この時期、散策道にはヤマビルが出没しますので、この食塩水を吹きかけて下さい」
なーにー!
向こうの入り口にはそんなこと書いてなかったじゃん!
そういう事は早く言え!
と、無防備極まりないクロックスサンダルに目をやると、
穴からにゅるっと茶色い奴が!
既にいるし!
…この後のリアクションは、傍から見ていたらたいへん面白かったと思います。
大の男が「うーおー!」などと絶叫し、両足をでたらめに振り回しながらアスファルトの路面に躍り出たのですから。
そう。まるで前日に当選した山本太郎の「メロリンキュー」のように…。
http://www.youtube.com/watch?v=ftIDia0WpIM
(30秒あたりからの動きが酷似)
と、いうわけで幸いにもヤマビルはどこかへ吹っ飛んでいったようでしたが、教訓は残りました。
「夏の山道は、蜘蛛の巣だけじゃなくてヤマビルにも気をつけよう!」
(この後はあっけないほど無事に帰宅しました。)
2012夏 なんとなく鉄道旅行(4) [大なり小なり旅の記録]
8/13
この日はちゃんと5時に起きることが出来ました。
外に出るとこの湿気。

ここではまだ降っていなかったのですが、大阪府に入って東に進むにつれ、どんどん雨が強くなっていきました。

高速神戸から梅田まで阪急電車に乗ってみました。
これがまた心地よいシートなのですね。そしてクロスシート。
関東で特別料金無しですと、京浜急行しか張り合えません。でもこっちは普通列車。
せっかく神戸に泊まったので、梅田まで阪急で。普通列車なのに速くて、揺れなくて、駅が少ないのに驚く。こんな私鉄は関東にはない。
阪急神戸本線は梅田~三ノ宮間32.3キロで16駅。(ちなみに、東急東横線は渋谷~横浜間24.2キロで21駅)
直線区間も多いので、普通列車でも100キロ以上出すとか。

そしてこちらが終着、阪急梅田駅。
阪急梅田駅のスケールに驚く。でけぇ。なんだこれは。外野手に遠投でもさせる気か。関西に来たら私鉄を使ってみるに限るなあ。どうせたいした出費じゃないし。
和歌山へ行った際に使った南海の難波駅も凄かったですが、(http://kurohiko.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02)関西の私鉄パワーに圧倒されました。
弱い雨がぱらついていた大阪からJR西日本が誇る高速列車、新快速で米原へ。

遠くに雷がひらめき、大きな雨粒が車体を叩く音が響くようになりました。
すると、山崎付近の遮断機が雷に打たれて折れたとかで、列車は徐行運転することに。
この先ダイヤは乱れに乱れたので、予定時刻は記載できません。
結局、本来は新快速は止まらない安土駅で後続列車を待つことになりました。
時間に余裕が出来たので駅前へ。

8時過ぎから開店している和菓子屋さんを見付けたので、コレも何かの縁と思い、小物をパラパラと購入。

でもって、これらをチョイス。軍パイ…。アクシデントも旅の醍醐味♪
軍パイは…普通の味でした。パイの中にあんこ。
内助の功はいもあんの焼まんじゅうで、なかなか美味しかったです。
米原の乗り換えはぎりぎりだったので、結局「元祖鱒寿し」は買えず。
しかもJR東海では今度は人身事故の影響でダイヤ乱れ。
大垣までの列車はぎゅうぎゅう詰め。あーあーあー。
大垣からは1本やり過ごし、余裕を持って豊橋まで。
岐阜駅周辺のホテル群のネーミングセンスと建築様式について、じっくり観察してゆっくり考察したい。「館」「キャピタル」「スチュワーデス」…気になる。
とツイッターに書き込んだところ、訂正をいただきました。
なんでもホテル街と思っていたところは「金津園」というソープ街なのだそうです。(使ったことがないから分からなかった…)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%B4%A5%E5%9C%92
「金メダルのまち共和」という幟が見えたので検索してみた。 http://www.obu-kankou.gr.jp/2066/%E9%87%91%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A1%E5%85%B1%E5%92%8C 余計わからなくなったでござる。この辺りじゃメダルが出土するのか?
豊橋から熱海にかけてのロングシート区間はひたすら耐えるのみ。
主に寝て過ごしました。
乗換駅の浜松では鰻の駅弁を買おうと思ったのですが…。
姫路、広島とあなご弁当を食べてきて、締めに浜松で鰻の駅弁買おうと思ったが、ひつまぶし弁当が1300円から1600円に値上がりしていた。突然、なんかいろいろどうでもよくなって買うのを取り止めた。これもまた時勢か。
ひつまぶし弁当、2001年は980円だったのですね。
今年は危機的な鰻の不漁。資源保護の観点が食欲に割り込んできます。
島田の売店でお稲荷さんなどを補充したものの、結局熱海まで駅弁は買えず。
グリーン車で待ちに待ったこちらをいただきました。

「炙り金目鯛と小鯵押し寿司」
アクシデントに苛まれた本日、最初のまともな食事は熱海で買った押し寿司。旨いよう。旨いよう。まあ、この列車で旅はおしまいなんだがー。
この、東海道本線のグリーン車。特に旅の終わりには実に快適です。
精神的に余裕が出てきて、観察眼も冴えてきます。
【速報】茅ヶ崎駅で、チャールズ・ブロンソンと由利徹を足して2で割ったような中年男性を目撃。
このように。
今回は翌日仕事があったので余裕を持たせて夕方に帰り着くようにしましたが、最終日のトラブルもあり、結果的には正解でした。
天候や不注意から旅程の変更もありましたが、それなりに楽しめたと思います。
しかし、5時起きが辛くなってきたとは、やはり歳なのかil||li _| ̄|○ il||l
長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございました!
この日はちゃんと5時に起きることが出来ました。
外に出るとこの湿気。

ここではまだ降っていなかったのですが、大阪府に入って東に進むにつれ、どんどん雨が強くなっていきました。

高速神戸から梅田まで阪急電車に乗ってみました。
これがまた心地よいシートなのですね。そしてクロスシート。
関東で特別料金無しですと、京浜急行しか張り合えません。でもこっちは普通列車。
せっかく神戸に泊まったので、梅田まで阪急で。普通列車なのに速くて、揺れなくて、駅が少ないのに驚く。こんな私鉄は関東にはない。
阪急神戸本線は梅田~三ノ宮間32.3キロで16駅。(ちなみに、東急東横線は渋谷~横浜間24.2キロで21駅)
直線区間も多いので、普通列車でも100キロ以上出すとか。

そしてこちらが終着、阪急梅田駅。
阪急梅田駅のスケールに驚く。でけぇ。なんだこれは。外野手に遠投でもさせる気か。関西に来たら私鉄を使ってみるに限るなあ。どうせたいした出費じゃないし。
和歌山へ行った際に使った南海の難波駅も凄かったですが、(http://kurohiko.blog.so-net.ne.jp/2009-09-02)関西の私鉄パワーに圧倒されました。
弱い雨がぱらついていた大阪からJR西日本が誇る高速列車、新快速で米原へ。

遠くに雷がひらめき、大きな雨粒が車体を叩く音が響くようになりました。
すると、山崎付近の遮断機が雷に打たれて折れたとかで、列車は徐行運転することに。
この先ダイヤは乱れに乱れたので、予定時刻は記載できません。
結局、本来は新快速は止まらない安土駅で後続列車を待つことになりました。
時間に余裕が出来たので駅前へ。

8時過ぎから開店している和菓子屋さんを見付けたので、コレも何かの縁と思い、小物をパラパラと購入。

でもって、これらをチョイス。軍パイ…。アクシデントも旅の醍醐味♪
軍パイは…普通の味でした。パイの中にあんこ。
内助の功はいもあんの焼まんじゅうで、なかなか美味しかったです。
米原の乗り換えはぎりぎりだったので、結局「元祖鱒寿し」は買えず。
しかもJR東海では今度は人身事故の影響でダイヤ乱れ。
大垣までの列車はぎゅうぎゅう詰め。あーあーあー。
大垣からは1本やり過ごし、余裕を持って豊橋まで。
岐阜駅周辺のホテル群のネーミングセンスと建築様式について、じっくり観察してゆっくり考察したい。「館」「キャピタル」「スチュワーデス」…気になる。
とツイッターに書き込んだところ、訂正をいただきました。
なんでもホテル街と思っていたところは「金津園」というソープ街なのだそうです。(使ったことがないから分からなかった…)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%B4%A5%E5%9C%92
「金メダルのまち共和」という幟が見えたので検索してみた。 http://www.obu-kankou.gr.jp/2066/%E9%87%91%E3%83%A1%E3%83%80%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%BE%E3%81%A1%E5%85%B1%E5%92%8C 余計わからなくなったでござる。この辺りじゃメダルが出土するのか?
豊橋から熱海にかけてのロングシート区間はひたすら耐えるのみ。
主に寝て過ごしました。
乗換駅の浜松では鰻の駅弁を買おうと思ったのですが…。
姫路、広島とあなご弁当を食べてきて、締めに浜松で鰻の駅弁買おうと思ったが、ひつまぶし弁当が1300円から1600円に値上がりしていた。突然、なんかいろいろどうでもよくなって買うのを取り止めた。これもまた時勢か。
ひつまぶし弁当、2001年は980円だったのですね。
今年は危機的な鰻の不漁。資源保護の観点が食欲に割り込んできます。
島田の売店でお稲荷さんなどを補充したものの、結局熱海まで駅弁は買えず。
グリーン車で待ちに待ったこちらをいただきました。

「炙り金目鯛と小鯵押し寿司」
アクシデントに苛まれた本日、最初のまともな食事は熱海で買った押し寿司。旨いよう。旨いよう。まあ、この列車で旅はおしまいなんだがー。
この、東海道本線のグリーン車。特に旅の終わりには実に快適です。
精神的に余裕が出てきて、観察眼も冴えてきます。
【速報】茅ヶ崎駅で、チャールズ・ブロンソンと由利徹を足して2で割ったような中年男性を目撃。
このように。
今回は翌日仕事があったので余裕を持たせて夕方に帰り着くようにしましたが、最終日のトラブルもあり、結果的には正解でした。
天候や不注意から旅程の変更もありましたが、それなりに楽しめたと思います。
しかし、5時起きが辛くなってきたとは、やはり歳なのかil||li _| ̄|○ il||l
長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございました!
2012夏 なんとなく鉄道旅行(3) [大なり小なり旅の記録]
8/12
1時間以上寝坊しちまった!
はい。
いきなりこのざまでございます。
居心地が良かったんでしょうね。
慌ててチェックアウトしたらiPodのケーブルを忘れてしまいました。
でもお昼頃に携帯に電話をいただきまして、すぐに自宅に送ってもらえました。
東光ホテルさん、ありがとうございましたm(_ _)m
しかし、今回の目的のひとつだった三江線には乗車できません。時刻表をめくると西へ向かった方が吉、と出ましたので(高島易断かよ)、やや小走りになって浜田駅へ向かいます。

宿は駅近くの高台の上にあるので、眺めがよいのですが。

駅へ急ぐためにはちょっとホラーな急階段を進みます。これも旅の思い出ですw
・浜田0649~益田0735
日本海の海岸沿いを走る山陰本線からの眺めはこんな感じです。


このあたりは予定通りですと前日の夜に通る予定だったので、むしろアクシデントがあって良かったかもしれません。
水、きれいだなあ。
益田駅で15分ほど余裕があったので、駅前へ出てみました。

駅にこんな感じのお店が入居してる益田駅、かっこいいです。
時間が合えば是非とも入って見たかったのに。残念。
・益田0750~長門市0942

三江線を諦め、美祢線経由で山陽本線に出る。益田から乗り換えた列車はロングシートなり。咳き込んでる、というか痰が切れない人が目立つ。
ロングシートはどうも旅情が出ません。って、旅行者の勝手な言い分ですが。
しかしそんな心情に構わず、車窓はいよいよ美しさを増していきます。



とはいえ、過疎の側面も目に付きます。
蔓草に飲み込まれた民家の傍らに、真新しい自民党のポスター。萩まで はまだ少しかかりそう。
・長門市0957~厚狭1101
時間があればここから北へひと駅だけぴょろっと延びている山陰本線支線に乗って仙崎まで行ってみたかったのですが、我慢我慢。

美祢線の車両もロングシートでした。こっちに乗りたかったなあ…↓

美祢線では天候がコロコロ変わり、まだ一帯の大気は不安定なようでした。
とはいえ、列車は止まることもなく無事に厚狭へ到着。
そろそろお腹が空いてきましたが、しばらく駅弁は買えそうにありません。
・厚狭1109~新山口1143
新山口は、かつて小郡「おごおり」と呼ばれていた新幹線停車駅。厚狭は「あさ」と読みます。難読です。
このルートは内陸を走ります。海岸沿いはかつての山陽本線、岩徳線があり、トンネルの掘削技術などの発展によって内陸部をショートカットするようになった経緯は呉線と同じです。
・新山口1148~岩国1342
ここからは瀬戸内海の車窓が楽しめます。
山陽本線は瀬戸内海沿いを走っている印象ですが、くっきりと海が見える区間はそんなに沢山はありません。



南岩国駅の南側は一面の蓮畑。これはちょっと壮観でした。
・岩国1405~広島1457
今回の旅行でこのルートを乗車するのは3度目になります。
さて、列車の窓枠には日本の若者の掲示板。十中八九どうでもいい落書きが刻まれているものです。
この列車にはこんなものが。

そうか。よかったな!(岩国発の列車にて)
広島ではお土産を物色し、駅弁をゲット。本日ようやくまともな飯にありつけます。
・広島1545~福山1732
さて、買い求めた駅弁はこちら。


昨日の姫路に引き続いてのあなごですが、コレが美味いのなんのって!
柔らかくて薫り高くて、箱の左上のケースに収まっている骨のスナックも香ばしくてよろしいのですね。
京王百貨店の駅弁大会で見かけたら即ゲットしよう。そうしよう。
広島駅の「夫婦あなごめし」。ふんわり柔らかい穴子を特製タレで召し上がれ♪付け合わせの骨スナックもなかなか良い。
さて、映画ファンなら知らなきゃモグリ『東京物語』の聖地、尾道。(大林宣彦とかもありますが)
その趣深げな街並みに心惹かれますが、あまりの高低差にこの時期はやめておこうと思いました。
涼しい時期に尾道を散策してみたいなあ。
さて、やってきましたのは広島県東部の中心都市、福山。
なぜここで時間を取ったかといいますと。
福山を通る度に気になってたお城へ行ってみました。 ホームに向かってズラリと銃眼を揃える物騒な福山城。本丸の中はありがちな資料館でしたが、冷房がないので汗噴出。すっかりゆで上がった頃に天守閣到着。

天守閣からの眺めはこちらになります。

室内には昔懐かしい、でも意外と全国の観光地にまだ残っている記念メダルの自販機。
お土産にひとつ買おうと思ったのですが、鎖を買ったところで小銭切れ。
なんだこの『賢者の贈り物』みたいなオチは。

銃丸からホームを望むとこうなります。

では、こちらの戒めを持ちまして福山からお別れしましょう。
・福山1812~岡山1900

こちらに乗って岡山まで。元祖新快速の117系ですね。
倉敷に「101回目のプロポーズ」ってホテルがあった…。
岡山でお土産を物色。
姫路行き列車のホームはけっこうな混雑でした。
岡山駅、行列はできるがガキが割り込んでくる。割りと当たり前の光景らしいが、自分だけがグズのようでけっこう凹む。だが、田舎なんてこんなもんかと思ったら諦めがついた。
躾が悪いっていうか、この辺では普通なのかもしれません。
で、こういう人も上京するとマナーを守るようになるから不思議~。
・1812岡山~1900姫路
東海道本線の熱海~浜松間、大垣~米原間と同様、この姫路~岡山間も便数が少ないので、列車あたりの乗客は多くなります。
さて、関西に来たら出来るだけ私鉄に乗ろうと思っておりました。
関東とは格も多様性も違うのですね。

というわけで、姫路から神戸(高速神戸)までは山陽電鉄に。
姫路から大阪(梅田)までって、けっこうな距離です。
かなりのスピードでぶっ飛ばして、今や同じ会社となった阪急と阪神が乗り入れる地下駅、高速神戸に到着。

この店名はいったいどういう意図で名付けられたのでしょうか…。
スーパーで夕飯を買い込んで宿に向かいます。
神戸は六甲山地の麓にへばりつくように展開しているので、有馬道をちょっと上ったところに宿はありました。

お土産もいっぱい買ったし、前日夜更かしした経験を生かして、この日は早めに床に就きました。(つづく)
1時間以上寝坊しちまった!
はい。
いきなりこのざまでございます。
居心地が良かったんでしょうね。
慌ててチェックアウトしたらiPodのケーブルを忘れてしまいました。
でもお昼頃に携帯に電話をいただきまして、すぐに自宅に送ってもらえました。
東光ホテルさん、ありがとうございましたm(_ _)m
しかし、今回の目的のひとつだった三江線には乗車できません。時刻表をめくると西へ向かった方が吉、と出ましたので(高島易断かよ)、やや小走りになって浜田駅へ向かいます。

宿は駅近くの高台の上にあるので、眺めがよいのですが。

駅へ急ぐためにはちょっとホラーな急階段を進みます。これも旅の思い出ですw
・浜田0649~益田0735
日本海の海岸沿いを走る山陰本線からの眺めはこんな感じです。


このあたりは予定通りですと前日の夜に通る予定だったので、むしろアクシデントがあって良かったかもしれません。
水、きれいだなあ。
益田駅で15分ほど余裕があったので、駅前へ出てみました。

駅にこんな感じのお店が入居してる益田駅、かっこいいです。
時間が合えば是非とも入って見たかったのに。残念。
・益田0750~長門市0942

三江線を諦め、美祢線経由で山陽本線に出る。益田から乗り換えた列車はロングシートなり。咳き込んでる、というか痰が切れない人が目立つ。
ロングシートはどうも旅情が出ません。って、旅行者の勝手な言い分ですが。
しかしそんな心情に構わず、車窓はいよいよ美しさを増していきます。



とはいえ、過疎の側面も目に付きます。
蔓草に飲み込まれた民家の傍らに、真新しい自民党のポスター。萩まで はまだ少しかかりそう。
・長門市0957~厚狭1101
時間があればここから北へひと駅だけぴょろっと延びている山陰本線支線に乗って仙崎まで行ってみたかったのですが、我慢我慢。

美祢線の車両もロングシートでした。こっちに乗りたかったなあ…↓

美祢線では天候がコロコロ変わり、まだ一帯の大気は不安定なようでした。
とはいえ、列車は止まることもなく無事に厚狭へ到着。
そろそろお腹が空いてきましたが、しばらく駅弁は買えそうにありません。
・厚狭1109~新山口1143
新山口は、かつて小郡「おごおり」と呼ばれていた新幹線停車駅。厚狭は「あさ」と読みます。難読です。
このルートは内陸を走ります。海岸沿いはかつての山陽本線、岩徳線があり、トンネルの掘削技術などの発展によって内陸部をショートカットするようになった経緯は呉線と同じです。
・新山口1148~岩国1342
ここからは瀬戸内海の車窓が楽しめます。
山陽本線は瀬戸内海沿いを走っている印象ですが、くっきりと海が見える区間はそんなに沢山はありません。



南岩国駅の南側は一面の蓮畑。これはちょっと壮観でした。
・岩国1405~広島1457
今回の旅行でこのルートを乗車するのは3度目になります。
さて、列車の窓枠には日本の若者の掲示板。十中八九どうでもいい落書きが刻まれているものです。
この列車にはこんなものが。

そうか。よかったな!(岩国発の列車にて)
広島ではお土産を物色し、駅弁をゲット。本日ようやくまともな飯にありつけます。
・広島1545~福山1732
さて、買い求めた駅弁はこちら。


昨日の姫路に引き続いてのあなごですが、コレが美味いのなんのって!
柔らかくて薫り高くて、箱の左上のケースに収まっている骨のスナックも香ばしくてよろしいのですね。
京王百貨店の駅弁大会で見かけたら即ゲットしよう。そうしよう。
広島駅の「夫婦あなごめし」。ふんわり柔らかい穴子を特製タレで召し上がれ♪付け合わせの骨スナックもなかなか良い。
さて、映画ファンなら知らなきゃモグリ『東京物語』の聖地、尾道。(大林宣彦とかもありますが)
その趣深げな街並みに心惹かれますが、あまりの高低差にこの時期はやめておこうと思いました。
涼しい時期に尾道を散策してみたいなあ。
さて、やってきましたのは広島県東部の中心都市、福山。
なぜここで時間を取ったかといいますと。
福山を通る度に気になってたお城へ行ってみました。 ホームに向かってズラリと銃眼を揃える物騒な福山城。本丸の中はありがちな資料館でしたが、冷房がないので汗噴出。すっかりゆで上がった頃に天守閣到着。

天守閣からの眺めはこちらになります。

室内には昔懐かしい、でも意外と全国の観光地にまだ残っている記念メダルの自販機。
お土産にひとつ買おうと思ったのですが、鎖を買ったところで小銭切れ。
なんだこの『賢者の贈り物』みたいなオチは。

銃丸からホームを望むとこうなります。

では、こちらの戒めを持ちまして福山からお別れしましょう。
・福山1812~岡山1900

こちらに乗って岡山まで。元祖新快速の117系ですね。
倉敷に「101回目のプロポーズ」ってホテルがあった…。
岡山でお土産を物色。
姫路行き列車のホームはけっこうな混雑でした。
岡山駅、行列はできるがガキが割り込んでくる。割りと当たり前の光景らしいが、自分だけがグズのようでけっこう凹む。だが、田舎なんてこんなもんかと思ったら諦めがついた。
躾が悪いっていうか、この辺では普通なのかもしれません。
で、こういう人も上京するとマナーを守るようになるから不思議~。
・1812岡山~1900姫路
東海道本線の熱海~浜松間、大垣~米原間と同様、この姫路~岡山間も便数が少ないので、列車あたりの乗客は多くなります。
さて、関西に来たら出来るだけ私鉄に乗ろうと思っておりました。
関東とは格も多様性も違うのですね。

というわけで、姫路から神戸(高速神戸)までは山陽電鉄に。
姫路から大阪(梅田)までって、けっこうな距離です。
かなりのスピードでぶっ飛ばして、今や同じ会社となった阪急と阪神が乗り入れる地下駅、高速神戸に到着。

この店名はいったいどういう意図で名付けられたのでしょうか…。
スーパーで夕飯を買い込んで宿に向かいます。
神戸は六甲山地の麓にへばりつくように展開しているので、有馬道をちょっと上ったところに宿はありました。

お土産もいっぱい買ったし、前日夜更かしした経験を生かして、この日は早めに床に就きました。(つづく)
2012夏 なんとなく鉄道旅行(2) [大なり小なり旅の記録]
8/11
朝はきっちり目覚めました。
テレビをつけたらオリンピックの男子サッカーの日韓戦を中継していたのですが、どうにも締まらない形で失点していたので心置きなくテレビを消して、予定通りの時刻に出掛けることが出来ました。
「ちょこちょこ観てたかぎりでは、日本はメキシコ戦の3点目の取られ方を心がけていたようだぬ。まあ、普段のオリンピック代表に回帰したわけか。 」


旧暦の七夕でしょうか。この時期の七夕飾りも新鮮です。
嵐はキティちゃん並みに遠い存在であることを学びました。
・京都0544~姫路0755
程なく寝落ちしたらしく、大阪あたりからの車窓の記憶がありません。
・姫路0800~岡山0928
短い編成の列車に乗り換えることとなり、混雑する姫路駅ホームで素早く駅弁を購入しました。

「あなごめし」。
可もなく不可もなく、といったお味でしたが旅行者に不足しがちな野菜が豊富なので助かりました。

「姫路からの岡山行きは大混雑。京都からの2時間をほぼ寝ていたので立ちっぱなしも割合平気。しかし何故にまっ黄色なのかこの列車。」
これはツイッターでフォロワーさんに教えていただいたところによりますと、JR西日本は路線によって色分けしているところなのだそうです。
山陽本線はこの色で、湖西線は緑色だとか。
ちなみに、このあと糸崎では、東日本では目にすることがなくなった湘南色の車両を見付けました。
「姫路から1.5時間耐久立ちっぱなし続行中。BGMはThin Lizzyから井上陽水へ。周りはロック系バカップル、奥さん拒食症系中年認めない夫婦、新書読み上げ系インテリ風カップル(♀が江川紹子似)など花盛り。」
それにしても、ツイッターでは酷いことばっかり言ってるな、自分w
・岡山0947~糸崎1117
「岡山着。三原行き座れた~\(^^)/」
岡山から広島にかけて集中豪雨に見舞われたようで列車もしばしば徐行運転を余儀なくされ、ダイヤが乱れます。
そして山口県内ではさらに酷かったようで、午前中一杯不通だったところもあったとか。
「へー。宝塚でも銀英伝やるんだ。ルッツとかケンプとかシェーンコップとかビュコックのキャスティングに期待。当地の電車の中吊りって知ることも多い。」
・糸崎1127~岩国1339
↑この時点でこれより10数分遅れています。
しかも酷い混雑です。
「山陽本線、三原から広島にかけて大雨による遅延の影響で笑っちゃうほど大混雑。ドア脇で平仮名みたく身をよじらせつつツイートなう。あーあーあー(泣)」
「膝カックンされてるような微妙な態勢なう。JCらしき有機物の前にちんを突きだしつつあり、なう。ああ、糸崎で駅前の撮影なんかせずに座席を確保すればよかった、なう。雨上がりからぐんぐん気温も上昇中。何この3Dツイスターゲームみたいなよじれ態勢。お尻をコツコツ突かないで!ひぃああ! 」
「広島なう。たった2分後の列車を待てずに殺到する人が意外に多い。 」
「宮島口で若いもんがドコドコ降りていった。今日は花火大会があるらしい。それと豪雨の混雑が重なったのか。2時間ぶりぐらいで座れた。」
「『東京物語』ゆかりの尾道、『ハンテッド』ゆかりの三原を通って『天皇伝説』ゆかりの岩国へ。 」
・岩国着
なんとか岩国まで来たのですが、先ほど述べた午前いっぱい不通の影響でダイヤは大幅に遅れていました。
そこで予定を変更することにしました。
「岩国まで来たが、山口県の山陽本線が午前中いっぱい止まっていた影響は大きかった。幡生から山陰本線回りを諦め、広島から高速バスを使って浜田へ向かうことにする。ここ数年の鉄道旅行はアクシデントに遭遇する確率が高い。 」
「まあ、追加の出費といっても3000円程度なんだけど。」
去年末の北海道旅行でも、帰りは大寒波の影響で羽越線が止まったりしていたのでした。
そんなわけで、以下の行程がおじゃんになりました。
岩国1347~幡生1646
幡生1653~滝部1809
滝部1827~長門市1915
長門市1919~益田2108
益田2139~浜田2226
翌日に予定していた広島観光を1日繰り上げ、雲の退いた広島市内を歩きます。
途中でつけ麺など食べて、着きましたのは今回の旅の目的地、平和記念資料館。
初めて訪れます。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index.html

入場料は大人50円です。
入ってすぐの東館では、広島という街が「軍都」として発展していく過程や、原爆投下が決定されるまでのアメリカ側の動き、ざっと概観した原爆の被害、その後の復興、核開発競争時代の各国の核実験、核廃絶への世界の取り組みなどを知ることが出来ます。
そのあと、渡り廊下を通って本館に至ると展示内容はぐっと生々しくなります。
原爆投下直後、火の海と化した瓦礫の街を、腕から爛れた皮膚を垂らして彷徨する母子のジオラマや、直接熱風を浴びてボロボロになった被爆者の服などが展示されています。
長崎の原爆資料館には2009年に行きましたが、その時と同様、こちらにも若いカップルの姿が目立ちました。
彼等はこれらの展示を前に、言葉を無くし、鼻を詰まらせ、辺り一帯には鼻水をすするズビズビという音が響いていました。他ならぬ自分もまた、ズビズビいっていたのですが。
最高で6000℃とも言われる熱に晒され表面に気泡を生じた瓦に触れる事が出来ます。
そのあり得ない感触から、核兵器がもたらす想像を絶する作用に思いを馳せます。
資料館を後にすると、高速バスの発車時刻が近づいていました。
原爆ドームの撮影もほどほどに、市電の乗り場を捜します。

「いろいろ見てたら思いのほか時間食った。昼飯に迷ったのと、セミの救出に割いた時間が悔やまれる。高速バス出発まであと10分。市電はけっこう遅い(泣)」
「ダッシュ一番、かろうじて高速バスに間に合った!飲み物買いたかったよう…。おしっこしたかったよう…。あと2時間!」
高速バスに乗るのは初めてでしたが、夜の車窓はなかなか趣深く、片側1車線の浜田自動車道も快調に流れており、ピンポイントの冷房も強力でよろしかったですよ。

よっぽど広島で汗をかいたのか、休憩のパーキングエリアでは紅茶飴のような色のおしっこが出ました。あーあーあー。
浜田には21時過ぎに到着。
自分が宿を決めるにあたって、チェーンのホテルよりも地元の施設、新しいところより古めの施設、という基準を定めています。
スケジュールの都合が付く範囲内で「ここだ!」と見定めたお宿は期待に違わぬところでした。

「浜田のホテルが予想通り良い。紆余曲折あって観光ホテルからビジネスホテルに改装した感が。廊下のプレートには「3人用」と書かれており、広い部屋。テレビの前の円卓の所在無さげな佇まい。」

フロントに、東京では見たことのない経済誌を見付け、とんでもない経済音痴であるにもかかわらず、部屋に持ち込んで読んでしまいました。
うーん、提灯記事多めw(あたりまえだ)
ただ、近々島根でこのような博覧会が開催されることを知ることが出来ました。
http://www.shinwahaku.jp/
この日はいろいろありましたが、終わりよければ全てよし。
いっぱい汗をかいた日に飲むビールはおいしかったです。
(つづく)
朝はきっちり目覚めました。
テレビをつけたらオリンピックの男子サッカーの日韓戦を中継していたのですが、どうにも締まらない形で失点していたので心置きなくテレビを消して、予定通りの時刻に出掛けることが出来ました。
「ちょこちょこ観てたかぎりでは、日本はメキシコ戦の3点目の取られ方を心がけていたようだぬ。まあ、普段のオリンピック代表に回帰したわけか。 」


旧暦の七夕でしょうか。この時期の七夕飾りも新鮮です。
嵐はキティちゃん並みに遠い存在であることを学びました。
・京都0544~姫路0755
程なく寝落ちしたらしく、大阪あたりからの車窓の記憶がありません。
・姫路0800~岡山0928
短い編成の列車に乗り換えることとなり、混雑する姫路駅ホームで素早く駅弁を購入しました。

「あなごめし」。
可もなく不可もなく、といったお味でしたが旅行者に不足しがちな野菜が豊富なので助かりました。

「姫路からの岡山行きは大混雑。京都からの2時間をほぼ寝ていたので立ちっぱなしも割合平気。しかし何故にまっ黄色なのかこの列車。」
これはツイッターでフォロワーさんに教えていただいたところによりますと、JR西日本は路線によって色分けしているところなのだそうです。
山陽本線はこの色で、湖西線は緑色だとか。
ちなみに、このあと糸崎では、東日本では目にすることがなくなった湘南色の車両を見付けました。
「姫路から1.5時間耐久立ちっぱなし続行中。BGMはThin Lizzyから井上陽水へ。周りはロック系バカップル、奥さん拒食症系中年認めない夫婦、新書読み上げ系インテリ風カップル(♀が江川紹子似)など花盛り。」
それにしても、ツイッターでは酷いことばっかり言ってるな、自分w
・岡山0947~糸崎1117
「岡山着。三原行き座れた~\(^^)/」
岡山から広島にかけて集中豪雨に見舞われたようで列車もしばしば徐行運転を余儀なくされ、ダイヤが乱れます。
そして山口県内ではさらに酷かったようで、午前中一杯不通だったところもあったとか。
「へー。宝塚でも銀英伝やるんだ。ルッツとかケンプとかシェーンコップとかビュコックのキャスティングに期待。当地の電車の中吊りって知ることも多い。」
・糸崎1127~岩国1339
↑この時点でこれより10数分遅れています。
しかも酷い混雑です。
「山陽本線、三原から広島にかけて大雨による遅延の影響で笑っちゃうほど大混雑。ドア脇で平仮名みたく身をよじらせつつツイートなう。あーあーあー(泣)」
「膝カックンされてるような微妙な態勢なう。JCらしき有機物の前にちんを突きだしつつあり、なう。ああ、糸崎で駅前の撮影なんかせずに座席を確保すればよかった、なう。雨上がりからぐんぐん気温も上昇中。何この3Dツイスターゲームみたいなよじれ態勢。お尻をコツコツ突かないで!ひぃああ! 」
「広島なう。たった2分後の列車を待てずに殺到する人が意外に多い。 」
「宮島口で若いもんがドコドコ降りていった。今日は花火大会があるらしい。それと豪雨の混雑が重なったのか。2時間ぶりぐらいで座れた。」
「『東京物語』ゆかりの尾道、『ハンテッド』ゆかりの三原を通って『天皇伝説』ゆかりの岩国へ。 」
・岩国着
なんとか岩国まで来たのですが、先ほど述べた午前いっぱい不通の影響でダイヤは大幅に遅れていました。
そこで予定を変更することにしました。
「岩国まで来たが、山口県の山陽本線が午前中いっぱい止まっていた影響は大きかった。幡生から山陰本線回りを諦め、広島から高速バスを使って浜田へ向かうことにする。ここ数年の鉄道旅行はアクシデントに遭遇する確率が高い。 」
「まあ、追加の出費といっても3000円程度なんだけど。」
去年末の北海道旅行でも、帰りは大寒波の影響で羽越線が止まったりしていたのでした。
そんなわけで、以下の行程がおじゃんになりました。
岩国1347~幡生1646
幡生1653~滝部1809
滝部1827~長門市1915
長門市1919~益田2108
益田2139~浜田2226
翌日に予定していた広島観光を1日繰り上げ、雲の退いた広島市内を歩きます。
途中でつけ麺など食べて、着きましたのは今回の旅の目的地、平和記念資料館。
初めて訪れます。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/index.html

入場料は大人50円です。
入ってすぐの東館では、広島という街が「軍都」として発展していく過程や、原爆投下が決定されるまでのアメリカ側の動き、ざっと概観した原爆の被害、その後の復興、核開発競争時代の各国の核実験、核廃絶への世界の取り組みなどを知ることが出来ます。
そのあと、渡り廊下を通って本館に至ると展示内容はぐっと生々しくなります。
原爆投下直後、火の海と化した瓦礫の街を、腕から爛れた皮膚を垂らして彷徨する母子のジオラマや、直接熱風を浴びてボロボロになった被爆者の服などが展示されています。
長崎の原爆資料館には2009年に行きましたが、その時と同様、こちらにも若いカップルの姿が目立ちました。
彼等はこれらの展示を前に、言葉を無くし、鼻を詰まらせ、辺り一帯には鼻水をすするズビズビという音が響いていました。他ならぬ自分もまた、ズビズビいっていたのですが。
最高で6000℃とも言われる熱に晒され表面に気泡を生じた瓦に触れる事が出来ます。
そのあり得ない感触から、核兵器がもたらす想像を絶する作用に思いを馳せます。
資料館を後にすると、高速バスの発車時刻が近づいていました。
原爆ドームの撮影もほどほどに、市電の乗り場を捜します。

「いろいろ見てたら思いのほか時間食った。昼飯に迷ったのと、セミの救出に割いた時間が悔やまれる。高速バス出発まであと10分。市電はけっこう遅い(泣)」
「ダッシュ一番、かろうじて高速バスに間に合った!飲み物買いたかったよう…。おしっこしたかったよう…。あと2時間!」
高速バスに乗るのは初めてでしたが、夜の車窓はなかなか趣深く、片側1車線の浜田自動車道も快調に流れており、ピンポイントの冷房も強力でよろしかったですよ。

よっぽど広島で汗をかいたのか、休憩のパーキングエリアでは紅茶飴のような色のおしっこが出ました。あーあーあー。
浜田には21時過ぎに到着。
自分が宿を決めるにあたって、チェーンのホテルよりも地元の施設、新しいところより古めの施設、という基準を定めています。
スケジュールの都合が付く範囲内で「ここだ!」と見定めたお宿は期待に違わぬところでした。

「浜田のホテルが予想通り良い。紆余曲折あって観光ホテルからビジネスホテルに改装した感が。廊下のプレートには「3人用」と書かれており、広い部屋。テレビの前の円卓の所在無さげな佇まい。」

フロントに、東京では見たことのない経済誌を見付け、とんでもない経済音痴であるにもかかわらず、部屋に持ち込んで読んでしまいました。
うーん、提灯記事多めw(あたりまえだ)
ただ、近々島根でこのような博覧会が開催されることを知ることが出来ました。
http://www.shinwahaku.jp/
この日はいろいろありましたが、終わりよければ全てよし。
いっぱい汗をかいた日に飲むビールはおいしかったです。
(つづく)
2012夏 なんとなく鉄道旅行(1) [大なり小なり旅の記録]
去年は震災のこともあり東日本に旅行したのですが、今年は西へ行きたくなりました。
いろいろと日程の都合もあって(もちろん仕事以外の)纏まった休みは取れなかったのですが、お盆休みを利用して待ちに待った鉄道旅行へ。
どうも何ヶ月に一度は泊まりがけで遠出しないと精神的に沈滞するようで、特に見所も盛り込まずに乗車計画だけみっちり詰めて出掛けました。
8/10
今回もまた青春18きっぷで漫然と車窓を眺めるのが趣旨ですが、一番遠くまでは山口県まで行きます。
本当は平戸でかすどうすを食べようと、九州エリアの周遊きっぷを使おうと思ったのですが、東海道新幹線は割引の対象外なのですね。
JR東海地獄に落ちろ。
とはいえ、仕事帰りに出掛けてなるたけ遠くまで距離を稼いでおきたいので、新幹線を使います。
ほぅれ銭をやるぞ。這いつくばって拾えよJR東海。
・品川1810~静岡1906
お盆休み前とあってさほど広くない品川駅の新幹線ホームには長蛇の列。
振り返ってみれば、混雑の中にあって粛々と列を形成し、年齢を問わず順序よく乗り込むあたりに東京らしさを感じます。
さすがに自由席では座れるはずもなく、立ちっぱなしで1時間。
どこかに掴まらなくても両足だけで踏ん張っていられる、流石の新幹線クオリティーを満喫しました。
・静岡1913~浜松2011(ホームライナー浜松3号)
静岡駅の在来線ホームもけっこうな人出でした。
ホームで予め(ライナー券)を購入するほうがいいのですが果たせず、車内で購入。
ちなみに、東京~熱海間のグリーン車と異なり、車内で買っても値段は同じ310円です。
小田急線に乗り入れる特急列車「あさぎり」の車両を使った快速列車なのですこぶる快適です。今のうちに寝だめしておきます。
・浜松2013~豊橋2045
このエリアは夕方に通ると競艇帰りのおっさんたちが強烈な個性を発散しているのですが、流石にこの時間には見付けられませんでした。
・豊橋2051~名古屋2143
このあたりになると乗客も数が減ってきて、車両もクロスシートなので予め買っておいた神戸屋のカレーパンをいただきます。
・名古屋2210~米原2238

ここでも再び新幹線に乗車。さすがにカレーパンだけだとお腹が減るので売店でプリッツを購入。
この時間ですと、駅そばもお弁当屋さんも閉まっています。
なお、この旅行記ではしばしば当時呟いたツイートから引用してみようと思います。覚え書きとして活用できるかと。
「名古屋暑い。この時間だとお弁当も売ってない。新幹線ホーム来る前に改札の外で買い込むのだった。お腹すいた。」
「岐阜羽島停車中。ホームからどどーん、と見える「 こんなおいしい水があったのだろうか?超★海洋深層水マハロ 」という看板が謎すぎるw」
・米原2241~京都2350
新快速も終電1本前なので空いていました。
真っ暗な車窓がら外を眺め、うつらうつらしているうちに本日の宿泊地、京都到着。

この日のお宿はこんな感じ。

おりしもオリンピック期間中だったので、寝る前にいろいろ見てしまったりしました。
おかげで睡眠時間は4時間ほど。
旅の初日でこれはまずい…。
(つづく)
いろいろと日程の都合もあって(もちろん仕事以外の)纏まった休みは取れなかったのですが、お盆休みを利用して待ちに待った鉄道旅行へ。
どうも何ヶ月に一度は泊まりがけで遠出しないと精神的に沈滞するようで、特に見所も盛り込まずに乗車計画だけみっちり詰めて出掛けました。
8/10
今回もまた青春18きっぷで漫然と車窓を眺めるのが趣旨ですが、一番遠くまでは山口県まで行きます。
本当は平戸でかすどうすを食べようと、九州エリアの周遊きっぷを使おうと思ったのですが、東海道新幹線は割引の対象外なのですね。
JR東海地獄に落ちろ。
とはいえ、仕事帰りに出掛けてなるたけ遠くまで距離を稼いでおきたいので、新幹線を使います。
ほぅれ銭をやるぞ。這いつくばって拾えよJR東海。
・品川1810~静岡1906
お盆休み前とあってさほど広くない品川駅の新幹線ホームには長蛇の列。
振り返ってみれば、混雑の中にあって粛々と列を形成し、年齢を問わず順序よく乗り込むあたりに東京らしさを感じます。
さすがに自由席では座れるはずもなく、立ちっぱなしで1時間。
どこかに掴まらなくても両足だけで踏ん張っていられる、流石の新幹線クオリティーを満喫しました。
・静岡1913~浜松2011(ホームライナー浜松3号)
静岡駅の在来線ホームもけっこうな人出でした。
ホームで予め(ライナー券)を購入するほうがいいのですが果たせず、車内で購入。
ちなみに、東京~熱海間のグリーン車と異なり、車内で買っても値段は同じ310円です。
小田急線に乗り入れる特急列車「あさぎり」の車両を使った快速列車なのですこぶる快適です。今のうちに寝だめしておきます。
・浜松2013~豊橋2045
このエリアは夕方に通ると競艇帰りのおっさんたちが強烈な個性を発散しているのですが、流石にこの時間には見付けられませんでした。
・豊橋2051~名古屋2143
このあたりになると乗客も数が減ってきて、車両もクロスシートなので予め買っておいた神戸屋のカレーパンをいただきます。
・名古屋2210~米原2238

ここでも再び新幹線に乗車。さすがにカレーパンだけだとお腹が減るので売店でプリッツを購入。
この時間ですと、駅そばもお弁当屋さんも閉まっています。
なお、この旅行記ではしばしば当時呟いたツイートから引用してみようと思います。覚え書きとして活用できるかと。
「名古屋暑い。この時間だとお弁当も売ってない。新幹線ホーム来る前に改札の外で買い込むのだった。お腹すいた。」
「岐阜羽島停車中。ホームからどどーん、と見える「 こんなおいしい水があったのだろうか?超★海洋深層水マハロ 」という看板が謎すぎるw」
・米原2241~京都2350
新快速も終電1本前なので空いていました。
真っ暗な車窓がら外を眺め、うつらうつらしているうちに本日の宿泊地、京都到着。

この日のお宿はこんな感じ。

おりしもオリンピック期間中だったので、寝る前にいろいろ見てしまったりしました。
おかげで睡眠時間は4時間ほど。
旅の初日でこれはまずい…。
(つづく)
葉山の秘湯「星山温泉」からの道程 [大なり小なり旅の記録]
謎に満ちた星山温泉。
民家脇の砂利道は深い轍が刻まれており、車で向かうのは困難と予測されます。
蜘蛛の巣も散見されるので、道ばたで拾った木の枝を新体操のリボン運動の要領でぐるぐるしながら進みます。

やや急な傾斜も程なく終わりを告げたあたりでスクーターが追ってきました。
なぜか機先を制して「こんにちわ!」と笑顔で挨拶。
おそらく温泉のご主人はやや面食らった感じでした。
砂利道入り口の民家がご主人のお宅のようです。
「こんにちわ。温泉ですか?」
「はい」
そして、汐入駅から2時間ほどかけて、ついに辿り着いた星山温泉はこちら!

(キャンプ場ではありません)
妙に積極的な客なので、ご主人は怪訝に思ったのでしょうか。
「こちらは何度目かのご利用でしょうか?」
「いえ、初めてです」
でもブログをふたつ見てきたんで、勝手はわかってます!
「こちらです」
物腰柔らかなご主人の後についていくと、脇の藪から転げてきたものがありました。

わー!子ヘビだー!かわいい!

ご主人「こちらになります」

ご主人「こちらが脱衣所でして」

ご主人「こちらが浴室になります。蛇口からは冷たい温泉水が出ますので、適温に埋めてお入り下さい」
「…このようになっておりますが、それでもよろしいですか?」
むむぅ、紳士的だ。
「はい。よろしくお願いします」(即答)
さっそく入湯料500円を支払って、汗だくのシャツを脱ぎ脱ぎ。
えー、いろんな意味で凄い脱衣所ですが、足ふきマットや衣類籠は清潔ですし、時計も正確な時刻を指しています。
で、いろんな意味で凄い浴室ですが、敷き詰められた簀の子もちゃんと掃除してあります。
浴槽、浴槽のフタ、かき混ぜ棒、椅子、洗面器等も水垢はありません。
それに、壁には心和む絵もあります。


裏手でご主人が廃材をガンガン炊くので、ふたつある蛇口を全開にして湯加減を調整します。
泉質はけっこうぬるぬるでして、体を洗っても泡がちゃんと落ちたか判別しがたいほどでした。
温浴効果は抜群でして、浴槽に浸かると程なくしてポカポカしてきました。

ちなみに戸の立て付けは思いの外良く、するりと開閉します。
予想以上に爽やかな気持ちで風呂から上がり、ご主人にお礼を行ってから出てきました。
…ここには他にも二棟ほど建物があり、休憩室になっているそうなのですが、そこはそれでけっこう凄いらしいです。
ご主人はお話好きな方とのことですが、自分は率先してそちらを利用させていただく度胸はありませんでした。
こんな不甲斐ない自分を笑ってくだすっても、いいのですよ(遠い目)
星山温泉~葉山公園 2.78キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
z=18&t=1&c=35.258485,139.581953&p=35.259541,139.59927_35.
259541,139.59927_35.259677,139.599565_35.259909,139.59975
8_35.260202,139.600165_35.259839,139.600857_35.259988,139
.601297_35.260413,139.601351_35.261013,139.600793_35.2620
55,139.6006_35.261976,139.600246_35.260969,139.599227_35.
260794,139.598808_35.260417,139.598283_35.25958,139.59767
6_35.259344,139.597312_35.259225,139.596652_35.259138,139
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爽やかな秋風に吹かれるままに、西へ進路を取ります。
徐々に頭がごわごわしてきました。
石けんの持ち合わせは洗顔フォームしかなかったのですが、これで頭を洗うもんじゃありませんね。
10分ほど歩くと、農村地帯からけっこうハイソな住宅街に遠藤は姿を変えます。

昼寝しているにゃんこもなんだかセレビリティー。さすがは御用邸のある葉山です。
相模湾まで突き抜けると葉山公園。

去年11月、自分がトンビにチャイマフィンを掻っ攫われた惨劇の現場です。
ほぼ三浦半島を横断した事になりますが、ここから国道を南下します。
葉山公園~荒崎入り口 8.73キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
z=17&t=1&c=35.205777,139.630394&p=35.257876,139.579668_35
.257811,139.580312_35.257627,139.580328_35.257649,139.580
795_35.257876,139.580811_35.258222,139.580988_35.258161,1
39.581283_35.258371,139.581401_35.257149,139.581631_35.25
559,139.581149_35.254775,139.580623_35.254197,139.58073_3
5.253724,139.581202_35.253417,139.583327_35.253084,139.58
4067_35.249273,139.589742_35.248879,139.590697_35.248283,
139.591384_35.247512,139.593229_35.246855,139.593841_35.2
46005,139.594098_35.244909,139.594581_35.243805,139.59478
5_35.243262,139.595332_35.24214,139.596834_35.241194,139.
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長者ヶ崎です。この日の海は柔らかい秋の日を映していました。
この日はおにぎりふたつしか食べていなかったので、途中の喫茶店でドライカレーをいただき、パワーを補充してから再スタート。
このあたりで15時ぐらいだったでしょうか。


立石公園。
ここまでは無邪気に海を眺めながら進んでいたので気にならなかったのですが、国道134号線がいったん内陸に入る頃になると脚が重くて仕方なくなりました。
やはり病み上がりだからかなあ、などと思ったのですが、けっこうな距離を歩いてきたのですね。
沿道のコンビニでこの日3本目のペットボトルを買ったりしました。

御幸浜の自衛隊基地を過ぎたあたりの石材店の店先にあった鹿の像。
絶妙な位置に丸い石が置かれていました。
「奈良の春日の青芝に~ 腰を下ろせば鹿の糞~」
などと小百合ボイスで脳内再生しつつ、疲れた足を引きずる夕べ。
荒崎入り口~三崎口駅 3.66キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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4,139.632593_
ようやく京浜急行の終点、三崎口駅に近づいてきました。
するとくねくねと続く上り坂にこんな看板が。

控えめな「いい街だ」という主張に好感が持てます。
さて、いいかげん日も傾いてきたのでこの日の散歩はここまで。
ここの駅前ではお酒のつまみでお馴染みのマグロの角煮が売ってるので、それをお土産に買い込んで、快適にも程がある快速特急で寝こけながら帰りました。
みなさんも、秋の散歩がてら星山温泉へ赴かれたらいかがでしょうか?
10回利用すると1回ただにな補助券ももらえますよ♪
そこには
「稻龍 神山スポーツランド 所長 新倉強二朗 創立者、哲理姓名鑑定士 新倉国二朗」
と記されています。
やはり何代かの夢だったのか…。いや、その辺の経緯についてはこちらに書かれてるんですけどね。
http://www.heavenly-spring.com/japan/kanagawa/hoshiyama/index.html
しかし「哲理姓名鑑定」という耳慣れないアビリティの謎が新たに発生したのでした…。
こりゃ、あなたが行って聞くしかありませんね!
いってらっしゃい!
ではでは~。
民家脇の砂利道は深い轍が刻まれており、車で向かうのは困難と予測されます。
蜘蛛の巣も散見されるので、道ばたで拾った木の枝を新体操のリボン運動の要領でぐるぐるしながら進みます。

やや急な傾斜も程なく終わりを告げたあたりでスクーターが追ってきました。
なぜか機先を制して「こんにちわ!」と笑顔で挨拶。
おそらく温泉のご主人はやや面食らった感じでした。
砂利道入り口の民家がご主人のお宅のようです。
「こんにちわ。温泉ですか?」
「はい」
そして、汐入駅から2時間ほどかけて、ついに辿り着いた星山温泉はこちら!

(キャンプ場ではありません)
妙に積極的な客なので、ご主人は怪訝に思ったのでしょうか。
「こちらは何度目かのご利用でしょうか?」
「いえ、初めてです」
でもブログをふたつ見てきたんで、勝手はわかってます!
「こちらです」
物腰柔らかなご主人の後についていくと、脇の藪から転げてきたものがありました。

わー!子ヘビだー!かわいい!

ご主人「こちらになります」

ご主人「こちらが脱衣所でして」

ご主人「こちらが浴室になります。蛇口からは冷たい温泉水が出ますので、適温に埋めてお入り下さい」
「…このようになっておりますが、それでもよろしいですか?」
むむぅ、紳士的だ。
「はい。よろしくお願いします」(即答)
さっそく入湯料500円を支払って、汗だくのシャツを脱ぎ脱ぎ。
えー、いろんな意味で凄い脱衣所ですが、足ふきマットや衣類籠は清潔ですし、時計も正確な時刻を指しています。
で、いろんな意味で凄い浴室ですが、敷き詰められた簀の子もちゃんと掃除してあります。
浴槽、浴槽のフタ、かき混ぜ棒、椅子、洗面器等も水垢はありません。
それに、壁には心和む絵もあります。


裏手でご主人が廃材をガンガン炊くので、ふたつある蛇口を全開にして湯加減を調整します。
泉質はけっこうぬるぬるでして、体を洗っても泡がちゃんと落ちたか判別しがたいほどでした。
温浴効果は抜群でして、浴槽に浸かると程なくしてポカポカしてきました。

ちなみに戸の立て付けは思いの外良く、するりと開閉します。
予想以上に爽やかな気持ちで風呂から上がり、ご主人にお礼を行ってから出てきました。
…ここには他にも二棟ほど建物があり、休憩室になっているそうなのですが、そこはそれでけっこう凄いらしいです。
ご主人はお話好きな方とのことですが、自分は率先してそちらを利用させていただく度胸はありませんでした。
こんな不甲斐ない自分を笑ってくだすっても、いいのですよ(遠い目)
星山温泉~葉山公園 2.78キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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爽やかな秋風に吹かれるままに、西へ進路を取ります。
徐々に頭がごわごわしてきました。
石けんの持ち合わせは洗顔フォームしかなかったのですが、これで頭を洗うもんじゃありませんね。
10分ほど歩くと、農村地帯からけっこうハイソな住宅街に遠藤は姿を変えます。

昼寝しているにゃんこもなんだかセレビリティー。さすがは御用邸のある葉山です。
相模湾まで突き抜けると葉山公園。

去年11月、自分がトンビにチャイマフィンを掻っ攫われた惨劇の現場です。
ほぼ三浦半島を横断した事になりますが、ここから国道を南下します。
葉山公園~荒崎入り口 8.73キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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長者ヶ崎です。この日の海は柔らかい秋の日を映していました。
この日はおにぎりふたつしか食べていなかったので、途中の喫茶店でドライカレーをいただき、パワーを補充してから再スタート。
このあたりで15時ぐらいだったでしょうか。


立石公園。
ここまでは無邪気に海を眺めながら進んでいたので気にならなかったのですが、国道134号線がいったん内陸に入る頃になると脚が重くて仕方なくなりました。
やはり病み上がりだからかなあ、などと思ったのですが、けっこうな距離を歩いてきたのですね。
沿道のコンビニでこの日3本目のペットボトルを買ったりしました。

御幸浜の自衛隊基地を過ぎたあたりの石材店の店先にあった鹿の像。
絶妙な位置に丸い石が置かれていました。
「奈良の春日の青芝に~ 腰を下ろせば鹿の糞~」
などと小百合ボイスで脳内再生しつつ、疲れた足を引きずる夕べ。
荒崎入り口~三崎口駅 3.66キロ
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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ようやく京浜急行の終点、三崎口駅に近づいてきました。
するとくねくねと続く上り坂にこんな看板が。

控えめな「いい街だ」という主張に好感が持てます。
さて、いいかげん日も傾いてきたのでこの日の散歩はここまで。
ここの駅前ではお酒のつまみでお馴染みのマグロの角煮が売ってるので、それをお土産に買い込んで、快適にも程がある快速特急で寝こけながら帰りました。
みなさんも、秋の散歩がてら星山温泉へ赴かれたらいかがでしょうか?
10回利用すると1回ただにな補助券ももらえますよ♪
そこには
「稻龍 神山スポーツランド 所長 新倉強二朗 創立者、哲理姓名鑑定士 新倉国二朗」
と記されています。
やはり何代かの夢だったのか…。いや、その辺の経緯についてはこちらに書かれてるんですけどね。
http://www.heavenly-spring.com/japan/kanagawa/hoshiyama/index.html
しかし「哲理姓名鑑定」という耳慣れないアビリティの謎が新たに発生したのでした…。
こりゃ、あなたが行って聞くしかありませんね!
いってらっしゃい!
ではでは~。
葉山の秘湯「星山温泉」への道程 [大なり小なり旅の記録]
10月の3連休はどこかへ旅立とうとも思いつつ、風邪の病み上がりだったりしたこともあって、結局近場で済ませることにしました。
なんとなくマグロの角煮が食べたかったので、三崎方面にも寄ることにして、いい加減涼しくなってきたので温泉もいいなあ…などと思い「三浦半島 温泉」でググってみました。
いくつか候補を物色していると、ひとつだけ入湯料が安いところが。
そこをさらにググってみたら、慰安旅行とか湯治とか、そんなイメージとはかけ離れた、実にとんでもない所であるようでした。
その名は「星山温泉」。
行ってみたい。
今回は当地へ至るまでの路上観察の成果でして、気になる温泉の様子は次回になります。
コースはこちら↓
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
z=17&t=1&c=35.26124,139.603357&p=35.280099,139.66198_35.2
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↑ここまでをURLにコピペして下さい。大雑把なルートが表示されます。
では行ってみましょう♪

最寄り駅は京浜急行汐入駅か、新逗子駅、もしくは横須賀線衣笠駅です。
しかし新逗子から南は道が狭く歩きにくいので、運賃を勘案して汐入駅からスタートします。
駅の西のバス通りを南西へ向かいます。
基本的にここからはずーっと道なりに進みます。

どこかで見たような、でもやっぱりどこか違っているようなキャラクター。
こういうの好きです。少なくとも個人事業主がやってる限りは目くじら立てるもんじゃないと思います。
もっとも、九州の某市のように町興しとかにするのは問題だと思いますけど…。
この道は、トンネルをくぐった先の「池上十字路」からは県道27号線になります。

イラストがイカしてます(笑)

突如現れたミニの墓場。

墓場その2。
ここに至るまでの経緯が気になります。

民家の車庫にあった、何か。
菌類か何かでしょうか?
横浜横須賀道路をくぐるあたりで川に沿うようになります。

辺りの景色はこんな感じ。
気温はぐんぐん上がり、Tシャツ一枚で歩いていました。

モーターボートの販売店のようでしたが、看板と鳥居との関わりがうまくイメージできません。
はっ、ひょっとして補陀落渡海?(違うって)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E9%99%80%E8%90%BD%E6%B8%A1%E6%B5%B7

湘南国際村入口の交差点で見つけた看板。
一番大切な部分が読めませんw
さて、湘南国際村交差点からすぐ、①「水源地入り口」という交差点を左折して降りていきます。

②川を渡り、左手に老人ホームをみて道なりに進むと、交差点。

ここを左に曲がるのがわかりやすい道順ですが、自分は逆側から入ってしまったので、とりあえず帰りに撮影した画像から現地への道順だけ説明します。

③ここから曲がりくねった坂道を上ります。

④この変形五叉路を矢印の方向へ降ります。

⑤石仏のある角を左折して、また降りていきます。

⑥こちらの民家の手前を左折。

この道を進むと、星山温泉に到着です。
さて、さっき言った遠回りで、穴守稲荷神社という所にさしかかりました。

やや過剰な密度の主張の数々から「ああ、自分は確かに近づいているのだな」という感を強くします。
この新倉強二朗氏の「稲龍神山スポーツランド」の一環として星山温泉があるそうで、この構想はいつか実現するのでしょうか。

こちらが穴守稲荷神社。ハンドメイド感覚ですね。

こちらには「新倉健二朗」氏の名前が。

こちらには「新倉國二朗」氏の名前が。
…ひょっとして、これから向かう星山温泉って、新倉氏三代の夢の詰まった温泉なのでしょうか?
彼らの夢に乞うご期待!(つづく)
なんとなくマグロの角煮が食べたかったので、三崎方面にも寄ることにして、いい加減涼しくなってきたので温泉もいいなあ…などと思い「三浦半島 温泉」でググってみました。
いくつか候補を物色していると、ひとつだけ入湯料が安いところが。
そこをさらにググってみたら、慰安旅行とか湯治とか、そんなイメージとはかけ離れた、実にとんでもない所であるようでした。
その名は「星山温泉」。
行ってみたい。
今回は当地へ至るまでの路上観察の成果でして、気になる温泉の様子は次回になります。
コースはこちら↓
http://www.cloudwoods.jp/kyoritan/index.html?
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5.259804,139.597821_35.259742,139.598283_35.259874,139.59
8562_35.259628,139.598894_35.25955,139.599248_
↑ここまでをURLにコピペして下さい。大雑把なルートが表示されます。
では行ってみましょう♪

最寄り駅は京浜急行汐入駅か、新逗子駅、もしくは横須賀線衣笠駅です。
しかし新逗子から南は道が狭く歩きにくいので、運賃を勘案して汐入駅からスタートします。
駅の西のバス通りを南西へ向かいます。
基本的にここからはずーっと道なりに進みます。

どこかで見たような、でもやっぱりどこか違っているようなキャラクター。
こういうの好きです。少なくとも個人事業主がやってる限りは目くじら立てるもんじゃないと思います。
もっとも、九州の某市のように町興しとかにするのは問題だと思いますけど…。
この道は、トンネルをくぐった先の「池上十字路」からは県道27号線になります。

イラストがイカしてます(笑)

突如現れたミニの墓場。

墓場その2。
ここに至るまでの経緯が気になります。

民家の車庫にあった、何か。
菌類か何かでしょうか?
横浜横須賀道路をくぐるあたりで川に沿うようになります。

辺りの景色はこんな感じ。
気温はぐんぐん上がり、Tシャツ一枚で歩いていました。

モーターボートの販売店のようでしたが、看板と鳥居との関わりがうまくイメージできません。
はっ、ひょっとして補陀落渡海?(違うって)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E9%99%80%E8%90%BD%E6%B8%A1%E6%B5%B7

湘南国際村入口の交差点で見つけた看板。
一番大切な部分が読めませんw
さて、湘南国際村交差点からすぐ、①「水源地入り口」という交差点を左折して降りていきます。

②川を渡り、左手に老人ホームをみて道なりに進むと、交差点。

ここを左に曲がるのがわかりやすい道順ですが、自分は逆側から入ってしまったので、とりあえず帰りに撮影した画像から現地への道順だけ説明します。

③ここから曲がりくねった坂道を上ります。

④この変形五叉路を矢印の方向へ降ります。

⑤石仏のある角を左折して、また降りていきます。

⑥こちらの民家の手前を左折。

この道を進むと、星山温泉に到着です。
さて、さっき言った遠回りで、穴守稲荷神社という所にさしかかりました。

やや過剰な密度の主張の数々から「ああ、自分は確かに近づいているのだな」という感を強くします。
この新倉強二朗氏の「稲龍神山スポーツランド」の一環として星山温泉があるそうで、この構想はいつか実現するのでしょうか。

こちらが穴守稲荷神社。ハンドメイド感覚ですね。

こちらには「新倉健二朗」氏の名前が。

こちらには「新倉國二朗」氏の名前が。
…ひょっとして、これから向かう星山温泉って、新倉氏三代の夢の詰まった温泉なのでしょうか?
彼らの夢に乞うご期待!(つづく)
2011 北海道&東北旅行(4) [大なり小なり旅の記録]
7/17(日曜日)
よく寝て目を覚ますと、雲ひとつない晴天でした。

窓の外は青い海。そんなに遠くないところに下北半島が見えました。六ヶ所村の原子力施設が見えるかと思いましたが、よくわかりませんでした。
ちょっと船内を探検。

「嘔吐袋」ってインパクトあるなあ。
八戸港に近づくと、防波堤の残骸と思われる大きなコンクリート片が骸を晒していました。

八戸港はいまだ復旧作業中で、苫小牧港のようにターミナルまで通路で行くことは出来ません。車の出入り口から小さなバスに乗り、ターミナル前でシャトルバスに乗り換えます。
タクシーもいて、ここから本八戸駅までどちらで行こうか迷いましたが、タクシーの運ちゃんに所要時間を聞いてバスと大差ないことがわかり、そのままシャトルバスを選択。
時間的にギリギリでしたが、1分違いで逃してしまいました。
八戸の中心地は、新幹線、及び青い森鉄道の八戸駅ではなく、港に近い八戸線の本八戸駅です。ここで青い森鉄道に接続する八戸線を逃がすと、2時間ほど待たなければならず、八戸駅まで先回りするしかありません。
駅で朝食前の頭を働かせて、なるたけ安くて効率的なルートを考えつつ、たまたま傍らを通った制服姿のおじさんにバスの停留所の位置を聴いたところ、本八戸から八戸行きのバスは街の中心部から出発するそうで、ここからは少し歩くそうです。
時間がないぞ、どうするどうする!
「じゃあ、俺のタクシー乗ってく?」
Σ( ̄ロ ̄lll)!
なんと彼は駅員ではなく、タクシーの運ちゃんでした。
これも何かの縁と思い、二つ返事で乗り込みます。シャトルバスを含めて1500円ちょっと。まあ納得できる出費です。八戸→盛岡は新幹線だと4000円弱。
思いがけなく客をゲットできた運ちゃんは、幹線道路を快調にぶっ飛ばし、駅周辺では信号待ちを避けて裏道を使い、青い森鉄道上り列車の発車10分前に運んでくれました。
すげー速ええ!
ちなみに八戸の街では、特に震災の影響は見られませんでした。
運ちゃんの奮闘のおかげで駅弁も買えました。ホームの待合スペースで5分で平らげます。

8:47、八戸を出発。
青森から岩手県境の目時(めどき)を結ぶ、元東北本線の第3セクター路線、青い森鉄道はもちろんJRではないので「青春18きっぷ」などで乗車することは出来ません。しかし今回使用した「北海道&東日本パス」では乗ることが出来ます。
その目時(めとき)駅の小ささにいましたく。第三セクターとは自治体が運営するものなのだと改めて思い至ります。
青森県内はその名の通り森林が豊かで思いの外景観を楽しむことが出来ました。
途中、何度か貨物列車の待ち合わせをします。言うまでもなく被災地への物資の輸送です。クロネコヤマトのコンテナが目立ちました。
八戸ではそうでもなかったのですが、盛岡駅へ降り立つと余りの暑さに面食らいました。ただでさえ涼しい北海道は雨天だったので、気温のギャップが激しかったです。
ここからは東北本線をひたすら南下します。
途中、一ノ関と小牛田で乗り換えますが、小牛田を過ぎると田んぼの中で大きく傾いた電柱が目につくようになります。市街地や住宅地ではそうでもないのですが、震災直後はどこもこんな状態だったのかもしれません。
ビニールシートを被せられ、新しい瓦を待っている屋根もちらほら目につくようになります。
他にもいろいろ自身の爪痕を横目に、14時過ぎ、塩釜到着。
2006年の初詣に塩竃神社を訪れたことがあり、地震を境にどう変わったのかこの目で確かめてみたくなり、立ち寄ることにしました。
そのときは仙台駅から雪の残る国道45号線を歩いたのですが、今回は東北本線塩釜駅から神社へ向かいます。
斜面の中腹に位置する駅前からは地震の影響はまったく見られませんでした。
それにしても暑い。お土産にチョコレートなども含まれていたので、買い物袋の中に濡れ手ぬぐいなどを仕込んで内部の温度が上がらないように工夫を試みます。(一応これは功を奏したようです)

汗をダラダラ流しつつ到着。
塩釜神社と志波彦神社をお参りしましたが、境内も綺麗なもので、石灯籠の傘が落ちていたぐらいでした。

途中、車を何台か丸ごとお祓いできるスペースを撮影したりしましたが、なにぶん暑い。お腹も減ってきたので、初詣の際に年越しそばをいただいたお蕎麦屋さんへ行ってみることにしました。
仙石線本塩釜駅方面へ下る坂を降りてしばらく進むと、ありました。震災後も元気に営業しているようです。
昨日との気温差に辟易していたので、冷えとろそばを注文。
注文を受けたおばちゃんの目がやや光っていたのが気になりました。案の定、なかなか来ません。
ようやくやってきた「冷えとろそば」に驚愕しました。

なんじゃこりゃあ!
錦糸卵、キュウリ、カイワレ、カボチャ天、海老天、海苔、とろろ、生卵、そしてスイカ。西瓜!
これらが一抱えもある器の中で絶妙なバランスで配置されているのです。
そういえば若干おそばが伸びていたような…。でも美味しかった!
お腹も一杯になったところで、川沿いの道なりに本塩釜方面へ。
やがて、川の両サイドが妙に寒々しいことに気付きました。
建物がないのです。
残った家屋も、海側の壁が無くなって柱だけになっていたり、ひしゃげていたり、無事なものはありません。
学習塾の入った頑丈そうなビルは屹立していましたが、1階の窓の地上2メーターほどのところに泥のラインがありました。その高さまで水が押し寄せたのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=amg5S_bODzo
こちらの動画に映っている道に行ってみました。
2006年に通ったときには何てことない道でしたが、今なお様々な残骸が取り残されています。
ピンクの布が結びつけられ、横倒しになった道路標識。

打ち上げられたまま放置されている漁船もありました。

観光港へ向かう遊歩道の舗装は剥がれ、歩道の鉄柵にせき止められていました。
この辺りになるともうすっかり物見遊山の身の上が遣りきれなくなって、デジカメはバッグにしまいました。
この海沿いの一画にはイオンの大きな建物だけが残り、周囲の更地には真新しい家が建ちはじめていました。
なお、その周辺の信号機は機能していませんでした。
仙石線本塩釜駅は構内の各所を補修中。よもや塩釜駅とここまで差があるとは。
列車に乗り込むと、大きな荷物を抱えた自分が恥ずかしくなったので、寝たふりをしていました。
すると、ギャルな会話が聞こえてきました。以前乗ったときも思いましたが、この路線は若者が多いです。
「お酒とか飲まなきゃいけないの?」
「んー、お茶だね。で、あっちもちでさー。ン千円。おごってくれんの」
「でも遅くなるじゃん」
「店の人が家まで送ってくれるよ」
「なにそれ。超いいじゃん」
「ほら。ちょっとジョナサンとかじゃ(バイト代)安いじゃん。アホらしくなってくる」
どうして見ず知らずの娘に貢ぐか。
どうしてわざわざ送るのか。
どうして割がいいのか。
そういうことは考えないのかな。ちなみにその仕事、きっと犯罪だよ。
以上、仙石線のギャルふう女子高生グループの会話でした。
子供は大人の定めた価値に沿って自己を形成していくんですね-。
夜の女はこうして作られていくのか、と割り切れない気持ちで仙台下車。
やたらと若者で混雑している福島行き列車では結局座れず。
おまけに炎天下を歩いたために腹を壊し、東北本線随一の絶景を誇る貝田~藤田間を見過ごしてしまいました。
トイレの前には襟足の処理不足の駄目インド人系メガネ男子二名が薄気味悪い笑顔を浮かべてひとつの携帯に見入っており、彼らが親密に寄せ合う額の間から見晴らしの良い風景を見なければなりませんでした。
何だよこいつらは!泣きたい。でも泣くもんか。
悔しいんで、雄大な風景に会うBGMとして、ORIGINAL LOVEの「ティアドロップ」を聴きました。
福島からの郡山行きは座れまして、ようやく一安心。
郡山は盆地ということもありかなりの暑さ。周りの人も涼しそうな格好をしています。
目に入る限り、放射線対策に長袖&マスクという人はいませんでした。むしろバミューダパンツにタンクトップとか、そういう人ばかり。
むしろ地震そのものの被害が目につきました。至る所にひび割れが走り、ロータリーを覆う歩道橋も、立ち入り禁止の部分がありました。
夕飯をロッテリアで調達して今晩の宿へ。今夜はようやく静止した床の上で眠れます。
フロントの男性はスマイリーキクチから仏心などを削ぎ落とした感じのルックスと人当たり。もう一人の女性フロントとの乾いた確執も何となく漂っていました。
設備の充実した大浴場から戻り、夕飯を食べながら何故か前田敦子主演のドラマを寒々しい気持ちで眺め、早めに床に就きました。
明日は早いので…。
その理由も含めて、次回へ続きます。
よく寝て目を覚ますと、雲ひとつない晴天でした。

窓の外は青い海。そんなに遠くないところに下北半島が見えました。六ヶ所村の原子力施設が見えるかと思いましたが、よくわかりませんでした。
ちょっと船内を探検。

「嘔吐袋」ってインパクトあるなあ。
八戸港に近づくと、防波堤の残骸と思われる大きなコンクリート片が骸を晒していました。

八戸港はいまだ復旧作業中で、苫小牧港のようにターミナルまで通路で行くことは出来ません。車の出入り口から小さなバスに乗り、ターミナル前でシャトルバスに乗り換えます。
タクシーもいて、ここから本八戸駅までどちらで行こうか迷いましたが、タクシーの運ちゃんに所要時間を聞いてバスと大差ないことがわかり、そのままシャトルバスを選択。
時間的にギリギリでしたが、1分違いで逃してしまいました。
八戸の中心地は、新幹線、及び青い森鉄道の八戸駅ではなく、港に近い八戸線の本八戸駅です。ここで青い森鉄道に接続する八戸線を逃がすと、2時間ほど待たなければならず、八戸駅まで先回りするしかありません。
駅で朝食前の頭を働かせて、なるたけ安くて効率的なルートを考えつつ、たまたま傍らを通った制服姿のおじさんにバスの停留所の位置を聴いたところ、本八戸から八戸行きのバスは街の中心部から出発するそうで、ここからは少し歩くそうです。
時間がないぞ、どうするどうする!
「じゃあ、俺のタクシー乗ってく?」
Σ( ̄ロ ̄lll)!
なんと彼は駅員ではなく、タクシーの運ちゃんでした。
これも何かの縁と思い、二つ返事で乗り込みます。シャトルバスを含めて1500円ちょっと。まあ納得できる出費です。八戸→盛岡は新幹線だと4000円弱。
思いがけなく客をゲットできた運ちゃんは、幹線道路を快調にぶっ飛ばし、駅周辺では信号待ちを避けて裏道を使い、青い森鉄道上り列車の発車10分前に運んでくれました。
すげー速ええ!
ちなみに八戸の街では、特に震災の影響は見られませんでした。
運ちゃんの奮闘のおかげで駅弁も買えました。ホームの待合スペースで5分で平らげます。

8:47、八戸を出発。
青森から岩手県境の目時(めどき)を結ぶ、元東北本線の第3セクター路線、青い森鉄道はもちろんJRではないので「青春18きっぷ」などで乗車することは出来ません。しかし今回使用した「北海道&東日本パス」では乗ることが出来ます。
その目時(めとき)駅の小ささにいましたく。第三セクターとは自治体が運営するものなのだと改めて思い至ります。
青森県内はその名の通り森林が豊かで思いの外景観を楽しむことが出来ました。
途中、何度か貨物列車の待ち合わせをします。言うまでもなく被災地への物資の輸送です。クロネコヤマトのコンテナが目立ちました。
八戸ではそうでもなかったのですが、盛岡駅へ降り立つと余りの暑さに面食らいました。ただでさえ涼しい北海道は雨天だったので、気温のギャップが激しかったです。
ここからは東北本線をひたすら南下します。
途中、一ノ関と小牛田で乗り換えますが、小牛田を過ぎると田んぼの中で大きく傾いた電柱が目につくようになります。市街地や住宅地ではそうでもないのですが、震災直後はどこもこんな状態だったのかもしれません。
ビニールシートを被せられ、新しい瓦を待っている屋根もちらほら目につくようになります。
他にもいろいろ自身の爪痕を横目に、14時過ぎ、塩釜到着。
2006年の初詣に塩竃神社を訪れたことがあり、地震を境にどう変わったのかこの目で確かめてみたくなり、立ち寄ることにしました。
そのときは仙台駅から雪の残る国道45号線を歩いたのですが、今回は東北本線塩釜駅から神社へ向かいます。
斜面の中腹に位置する駅前からは地震の影響はまったく見られませんでした。
それにしても暑い。お土産にチョコレートなども含まれていたので、買い物袋の中に濡れ手ぬぐいなどを仕込んで内部の温度が上がらないように工夫を試みます。(一応これは功を奏したようです)

汗をダラダラ流しつつ到着。
塩釜神社と志波彦神社をお参りしましたが、境内も綺麗なもので、石灯籠の傘が落ちていたぐらいでした。

途中、車を何台か丸ごとお祓いできるスペースを撮影したりしましたが、なにぶん暑い。お腹も減ってきたので、初詣の際に年越しそばをいただいたお蕎麦屋さんへ行ってみることにしました。
仙石線本塩釜駅方面へ下る坂を降りてしばらく進むと、ありました。震災後も元気に営業しているようです。
昨日との気温差に辟易していたので、冷えとろそばを注文。
注文を受けたおばちゃんの目がやや光っていたのが気になりました。案の定、なかなか来ません。
ようやくやってきた「冷えとろそば」に驚愕しました。

なんじゃこりゃあ!
錦糸卵、キュウリ、カイワレ、カボチャ天、海老天、海苔、とろろ、生卵、そしてスイカ。西瓜!
これらが一抱えもある器の中で絶妙なバランスで配置されているのです。
そういえば若干おそばが伸びていたような…。でも美味しかった!
お腹も一杯になったところで、川沿いの道なりに本塩釜方面へ。
やがて、川の両サイドが妙に寒々しいことに気付きました。
建物がないのです。
残った家屋も、海側の壁が無くなって柱だけになっていたり、ひしゃげていたり、無事なものはありません。
学習塾の入った頑丈そうなビルは屹立していましたが、1階の窓の地上2メーターほどのところに泥のラインがありました。その高さまで水が押し寄せたのでしょう。
http://www.youtube.com/watch?v=amg5S_bODzo
こちらの動画に映っている道に行ってみました。
2006年に通ったときには何てことない道でしたが、今なお様々な残骸が取り残されています。
ピンクの布が結びつけられ、横倒しになった道路標識。

打ち上げられたまま放置されている漁船もありました。

観光港へ向かう遊歩道の舗装は剥がれ、歩道の鉄柵にせき止められていました。
この辺りになるともうすっかり物見遊山の身の上が遣りきれなくなって、デジカメはバッグにしまいました。
この海沿いの一画にはイオンの大きな建物だけが残り、周囲の更地には真新しい家が建ちはじめていました。
なお、その周辺の信号機は機能していませんでした。
仙石線本塩釜駅は構内の各所を補修中。よもや塩釜駅とここまで差があるとは。
列車に乗り込むと、大きな荷物を抱えた自分が恥ずかしくなったので、寝たふりをしていました。
すると、ギャルな会話が聞こえてきました。以前乗ったときも思いましたが、この路線は若者が多いです。
「お酒とか飲まなきゃいけないの?」
「んー、お茶だね。で、あっちもちでさー。ン千円。おごってくれんの」
「でも遅くなるじゃん」
「店の人が家まで送ってくれるよ」
「なにそれ。超いいじゃん」
「ほら。ちょっとジョナサンとかじゃ(バイト代)安いじゃん。アホらしくなってくる」
どうして見ず知らずの娘に貢ぐか。
どうしてわざわざ送るのか。
どうして割がいいのか。
そういうことは考えないのかな。ちなみにその仕事、きっと犯罪だよ。
以上、仙石線のギャルふう女子高生グループの会話でした。
子供は大人の定めた価値に沿って自己を形成していくんですね-。
夜の女はこうして作られていくのか、と割り切れない気持ちで仙台下車。
やたらと若者で混雑している福島行き列車では結局座れず。
おまけに炎天下を歩いたために腹を壊し、東北本線随一の絶景を誇る貝田~藤田間を見過ごしてしまいました。
トイレの前には襟足の処理不足の駄目インド人系メガネ男子二名が薄気味悪い笑顔を浮かべてひとつの携帯に見入っており、彼らが親密に寄せ合う額の間から見晴らしの良い風景を見なければなりませんでした。
何だよこいつらは!泣きたい。でも泣くもんか。
悔しいんで、雄大な風景に会うBGMとして、ORIGINAL LOVEの「ティアドロップ」を聴きました。
福島からの郡山行きは座れまして、ようやく一安心。
郡山は盆地ということもありかなりの暑さ。周りの人も涼しそうな格好をしています。
目に入る限り、放射線対策に長袖&マスクという人はいませんでした。むしろバミューダパンツにタンクトップとか、そういう人ばかり。
むしろ地震そのものの被害が目につきました。至る所にひび割れが走り、ロータリーを覆う歩道橋も、立ち入り禁止の部分がありました。
夕飯をロッテリアで調達して今晩の宿へ。今夜はようやく静止した床の上で眠れます。
フロントの男性はスマイリーキクチから仏心などを削ぎ落とした感じのルックスと人当たり。もう一人の女性フロントとの乾いた確執も何となく漂っていました。
設備の充実した大浴場から戻り、夕飯を食べながら何故か前田敦子主演のドラマを寒々しい気持ちで眺め、早めに床に就きました。
明日は早いので…。
その理由も含めて、次回へ続きます。
2011 北海道&東北旅行(3) [大なり小なり旅の記録]
7/16(土曜日)・その2
秩父別から再び留萌本線に乗り込みます。さっぱりしてお腹いっぱいになって、そのまま寝込みます。
目覚めたら留萌。ここからは海沿いを走るのでくわっと目を見開き、向かって右側の席へいそいそと移動します。
待望の海を望むも、曇天によりものの見事に無彩色。
とはいえ、抜けの良い光景は心地好い…はずが、後ろの席のおばさんが引っ切りなしに独り言を呟いていて、気味の悪いことこの上なかったです。
とほほ。
このあたりになるとアイヌ語の地名への当て字がすごいことになってきます。

「あふん」て。
ちなみに「のぶしゃ」→信砂、「れうけ」→礼受です。
そして終点。全世界の男性諸氏憧れの駅、「増毛」についに降り立ちました。

これが、実に寂しい終着駅でした。

行って帰ってくるだけ、車庫も無し。冬はさらに寂寥感が増すと思われます。
ここはかつて港町として栄えたそうで、明治の建物を保存しています。一風変わった町並み。
海へ行くと海岸は一面のテトラポットで護岸されており、フナムシいっぱい。

しばらく海を眺め、右側(北)の海岸線へ視線を移すと、いくつか風車が見えました。

港町といえば猫。この子猫はカメラを構えても逃げませんでした。かわいいなあ。
漁港へ向かう途中で、ぶっ壊れたカラスの死骸を見つけましたた。
港でワシがカラスを襲っていました。カラスにも天敵っているんですね。駅への道すがらもうひとつ見つけました。
矢追純一さんは増毛に来るといいのではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AD%BB%E9%AA%B8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%A6%8B%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%AD%98%E3%81%8C%E3%81%B2%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8B%E6%9C%AC-KAWADE%E5%A4%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A2%E8%BF%BD-%E7%B4%94%E4%B8%80/dp/4309491499/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1311681489&sr=8-2
1時間しかなかったので、とりたてて名所に立ち寄るわけでもなく帰りの列車に乗り込みました。
このあたりの車両には冷房はありません。多少蒸しても窓を開けるか扇風機のスイッチを入れれば事足ります。

北海道の車窓を眺めていつも思うのは、ここの廃墟は壊れっぷりが物凄いということ。
まるで巨人に踏みにじられたように粉々に潰れています。
これはやはり極端な温度差から来るのではないかと想像しています。
木造家屋の建材にしみこんだ水分が凍って膨張して、ひびが徐々に拡大していき、全体的に脆くなって、時期が来ると一気に潰れるのではないか、と。
かつて今はなき、ちほく銀河鉄道沿線を歩いたとき、表面が粉々に破砕しているコンクリート橋を見たことがあります。
深川で1時間ほど乗り換え時間があったので、お土産など買い、街中をプチ散策しました。
滝川にくらべて個人商店が元気な街で、文房具屋さん、葬儀屋さん、都心でもなかなか見かけなくなったお店がちゃんと揃っていました。
駅に隣接している物産館にお土産がいっぱいあったのでお買い物。ついでに買ったのは巨大な150円のメロンパン。
列車の中で早速食べたんですが、これがとても旨い。一体どこまで美味しいんだ北海道!
岩見沢で乗り換えですが、お祭りかなにかあったらしく、高校生が大量に乗り込んできました。またかよ…。
ちょうど日も暮れてしまったのでiPodの中に引きこもっている内に寝入り、目覚めると自分の車両には誰もいなくなっていました。
せっかくなので靴下を脱ぎ、水ぶくれの手当てを敢行。
今回はずいぶん荷物が多くなってしまったのですが、眉毛切りハサミと絆創膏が役に立ちました。
こんなものが入り用になる旅も初めてです。
終点、苫小牧には9時過ぎに到着。
列車の天井からイヤな音が響いてはいましたが、やっぱりすごい雨。
あーあーあー(T▽T)
駅前のタクシーの列を見て心が折れそうになりましたが、思いのほか足の調子が良さそうだったので歩き始めました。
予定通りならば4キロちょっとの道のりです。
何処へ行くかと申しますと、フェリーターミナルであります。
フェリーで八戸まで。向こうには朝に着きます。列車を使うと東室蘭で1泊、青森にはお昼過ぎに着くので、大幅に時間の節約になり、木古内~蟹田間の特急料金も支払わなければいけないので宿代もさして変わりません。
ちなみに2等船室は4500円、1等は9000円です。
昨日列車で泊まって、2泊目が雑魚寝というのもアレなので、やや奮発して1等を予約しました。だって、ベッドもあるし。
待ってろ寝床。
しかしそこまでの行程は甚だ厳しいものでした。
まず、暗い。これは地方都市共通なので、歩道があるだけまあよしとします。
しかしそこは北海道、舗装が悪いのです。雪の降る地域は何処もそうですが、轍、ひび割れ、路面崩壊が著しく、時折スピードを出した車が通ると、とんでもない距離まで水が跳ね上げられます。
足下がよく見えないので何度か水たまりに踏み入れてしまいました。


そして、これはどこの港にも(空港でも)割とみられることですが、歩道が突如消えたりします。
もとより徒歩の客は想定していないんですね。
せっかくターミナルの建物が見えたあたりで歩道はついに途切れ、最後は駐車場の芝生を突っ切って到着しました。

駅から約1時間。十分歩ける距離です。雨さえ降っていなかったら(泣)

フェリーの乗船手続きは初めてなので、ちょっぴりどきどきしましたが、ネット予約でゲットした乗船番号に住所名前電話番号でおしまい。
大きな待合ロビーにはこの時間でもお土産屋さんが営業していたので、なかば諦めかけていたROICEのチョコレートを買うことが出来ました。
フェリーにして良かった!
備え付けのテレビでスポーツニュースなど見つつ1時間ほど待って、乗船開始。
船室は2段ベッドがふたつあるものの、どうやら自分しか乗客はいないようでした。いやっほー!

浴室があるとのことで、出航前に行ってみました。なんと船室には浴衣も常備されています。
狭っ!
5人分ほどの洗い場と、これまた5人入ったらいっぱいいっぱいの浴槽。
身体を洗っている後ろで、掛かり湯なんて何処吹く風のじいさんがざっぱーん、と浴槽へダイブ。あー、やだやだ。
身体だけ洗って早々に上がりました。あー、昼間に温泉行っといて良かった!
夕飯を買いに売店に行ってみましたが、クリームパンとカップラーメンで精一杯。でもいいのだ。

広々とした(気分的に)船室を独り占めしての食事はメニューに関わらずリッチな気分になれます。
試しに明かりを消してみるとただならぬムード感(意味不明)。
闇に沈んだ窓のスクリーンを、左から右へ流れていく苫小牧の街。
さらば、北の大地よ。
パックのお茶を掲げつつ、俺の瞳に乾杯。

(つづく)
秩父別から再び留萌本線に乗り込みます。さっぱりしてお腹いっぱいになって、そのまま寝込みます。
目覚めたら留萌。ここからは海沿いを走るのでくわっと目を見開き、向かって右側の席へいそいそと移動します。
待望の海を望むも、曇天によりものの見事に無彩色。
とはいえ、抜けの良い光景は心地好い…はずが、後ろの席のおばさんが引っ切りなしに独り言を呟いていて、気味の悪いことこの上なかったです。
とほほ。
このあたりになるとアイヌ語の地名への当て字がすごいことになってきます。

「あふん」て。
ちなみに「のぶしゃ」→信砂、「れうけ」→礼受です。
そして終点。全世界の男性諸氏憧れの駅、「増毛」についに降り立ちました。

これが、実に寂しい終着駅でした。

行って帰ってくるだけ、車庫も無し。冬はさらに寂寥感が増すと思われます。
ここはかつて港町として栄えたそうで、明治の建物を保存しています。一風変わった町並み。
海へ行くと海岸は一面のテトラポットで護岸されており、フナムシいっぱい。

しばらく海を眺め、右側(北)の海岸線へ視線を移すと、いくつか風車が見えました。

港町といえば猫。この子猫はカメラを構えても逃げませんでした。かわいいなあ。
漁港へ向かう途中で、ぶっ壊れたカラスの死骸を見つけましたた。
港でワシがカラスを襲っていました。カラスにも天敵っているんですね。駅への道すがらもうひとつ見つけました。
矢追純一さんは増毛に来るといいのではないでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AD%BB%E9%AA%B8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E8%A6%8B%E3%81%82%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B%E2%80%95%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E5%B8%B8%E8%AD%98%E3%81%8C%E3%81%B2%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%82%8B%E6%9C%AC-KAWADE%E5%A4%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E7%9F%A2%E8%BF%BD-%E7%B4%94%E4%B8%80/dp/4309491499/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1311681489&sr=8-2
1時間しかなかったので、とりたてて名所に立ち寄るわけでもなく帰りの列車に乗り込みました。
このあたりの車両には冷房はありません。多少蒸しても窓を開けるか扇風機のスイッチを入れれば事足ります。

北海道の車窓を眺めていつも思うのは、ここの廃墟は壊れっぷりが物凄いということ。
まるで巨人に踏みにじられたように粉々に潰れています。
これはやはり極端な温度差から来るのではないかと想像しています。
木造家屋の建材にしみこんだ水分が凍って膨張して、ひびが徐々に拡大していき、全体的に脆くなって、時期が来ると一気に潰れるのではないか、と。
かつて今はなき、ちほく銀河鉄道沿線を歩いたとき、表面が粉々に破砕しているコンクリート橋を見たことがあります。
深川で1時間ほど乗り換え時間があったので、お土産など買い、街中をプチ散策しました。
滝川にくらべて個人商店が元気な街で、文房具屋さん、葬儀屋さん、都心でもなかなか見かけなくなったお店がちゃんと揃っていました。
駅に隣接している物産館にお土産がいっぱいあったのでお買い物。ついでに買ったのは巨大な150円のメロンパン。
列車の中で早速食べたんですが、これがとても旨い。一体どこまで美味しいんだ北海道!
岩見沢で乗り換えですが、お祭りかなにかあったらしく、高校生が大量に乗り込んできました。またかよ…。
ちょうど日も暮れてしまったのでiPodの中に引きこもっている内に寝入り、目覚めると自分の車両には誰もいなくなっていました。
せっかくなので靴下を脱ぎ、水ぶくれの手当てを敢行。
今回はずいぶん荷物が多くなってしまったのですが、眉毛切りハサミと絆創膏が役に立ちました。
こんなものが入り用になる旅も初めてです。
終点、苫小牧には9時過ぎに到着。
列車の天井からイヤな音が響いてはいましたが、やっぱりすごい雨。
あーあーあー(T▽T)
駅前のタクシーの列を見て心が折れそうになりましたが、思いのほか足の調子が良さそうだったので歩き始めました。
予定通りならば4キロちょっとの道のりです。
何処へ行くかと申しますと、フェリーターミナルであります。
フェリーで八戸まで。向こうには朝に着きます。列車を使うと東室蘭で1泊、青森にはお昼過ぎに着くので、大幅に時間の節約になり、木古内~蟹田間の特急料金も支払わなければいけないので宿代もさして変わりません。
ちなみに2等船室は4500円、1等は9000円です。
昨日列車で泊まって、2泊目が雑魚寝というのもアレなので、やや奮発して1等を予約しました。だって、ベッドもあるし。
待ってろ寝床。
しかしそこまでの行程は甚だ厳しいものでした。
まず、暗い。これは地方都市共通なので、歩道があるだけまあよしとします。
しかしそこは北海道、舗装が悪いのです。雪の降る地域は何処もそうですが、轍、ひび割れ、路面崩壊が著しく、時折スピードを出した車が通ると、とんでもない距離まで水が跳ね上げられます。
足下がよく見えないので何度か水たまりに踏み入れてしまいました。


そして、これはどこの港にも(空港でも)割とみられることですが、歩道が突如消えたりします。
もとより徒歩の客は想定していないんですね。
せっかくターミナルの建物が見えたあたりで歩道はついに途切れ、最後は駐車場の芝生を突っ切って到着しました。

駅から約1時間。十分歩ける距離です。雨さえ降っていなかったら(泣)

フェリーの乗船手続きは初めてなので、ちょっぴりどきどきしましたが、ネット予約でゲットした乗船番号に住所名前電話番号でおしまい。
大きな待合ロビーにはこの時間でもお土産屋さんが営業していたので、なかば諦めかけていたROICEのチョコレートを買うことが出来ました。
フェリーにして良かった!
備え付けのテレビでスポーツニュースなど見つつ1時間ほど待って、乗船開始。
船室は2段ベッドがふたつあるものの、どうやら自分しか乗客はいないようでした。いやっほー!

浴室があるとのことで、出航前に行ってみました。なんと船室には浴衣も常備されています。
狭っ!
5人分ほどの洗い場と、これまた5人入ったらいっぱいいっぱいの浴槽。
身体を洗っている後ろで、掛かり湯なんて何処吹く風のじいさんがざっぱーん、と浴槽へダイブ。あー、やだやだ。
身体だけ洗って早々に上がりました。あー、昼間に温泉行っといて良かった!
夕飯を買いに売店に行ってみましたが、クリームパンとカップラーメンで精一杯。でもいいのだ。

広々とした(気分的に)船室を独り占めしての食事はメニューに関わらずリッチな気分になれます。
試しに明かりを消してみるとただならぬムード感(意味不明)。
闇に沈んだ窓のスクリーンを、左から右へ流れていく苫小牧の街。
さらば、北の大地よ。
パックのお茶を掲げつつ、俺の瞳に乾杯。

(つづく)
2011 北海道&東北旅行(2) [大なり小なり旅の記録]
7/16(土曜日)・その1
朝は4時頃目覚めました。列車は払暁の噴火湾沿いを走っておりましたが、あいにくの雨天です。
明るくなっていく車窓をぼんやりと眺めていたら、隣の席の女性が話しかけてきました。
お話を伺うと「北海道&東日本パス」を使って千葉から普通列車を乗り継いできたとのこと。
加えて、レンタサイクルで旧跡を巡ってきたとか。
すごい!
このような肉体系貧乏旅行には大いに共感します。
お話していくと同世代ということも判明し、その後も映画などいろいろな話題で盛り上がりました。
そういえば自分は余り旅先で人とお話することってないなあ。
2000年頃、姉が懸賞で当てた日本ライン下りのタダ券を使うべく、はるばる名古屋へ行った帰りの中央西線のなかでお話しした研究者のご夫婦が面白かったです。
ご専門は西アフリカの文化だそうで、そのとき紹介された著作のリンクをこの際張ってみます。
http://www.akashi.co.jp/book/b64091.html
http://www.akashi.co.jp/book/b64231.html
彼女はこのあと富良野へラベンダーを見に行くとのことで、札幌駅でお別れしました。
よい旅を~。
自分はといいますと、洗顔したり髭を剃ったりして1時間ほど使い、7時過ぎに札沼線という通勤&ローカル線に乗り込みます。
この矛盾した性格を持つ路線は、途中の石狩当別までは札幌のベッドタウンとして発展しつつあり、そこから終点の新十津川までは畑と牧草地が広がっています。
市内の沿線は札幌の中でも新しい地域で、建物も新しめですが、雪下ろしのためか平らな屋根の家はどれも屋根まで梯子が伸びていました。
競馬場周辺に広がる厩舎、そこにある3車線ならぬ3馬線?の馬専用陸橋などにも感心しつつ、気づけば終点石狩当別まで寝入っていました。
石狩当別からの列車は1両編成。
高校生たちがボックスを占領すべく空席にバッグをセットするので、あえて中央で仁王立ち。
オシャレ(らしい)しているカップル及び上層階級と、無口に俯く下層階級のヒエラルキーが一目瞭然です。
面白いぞ、ここの高校生。
彼等はみな途中の石狩月形駅で降りていきました。
ちなみにこの列車で見つけた落書きがこちら。

ウゴウゴルーガ…。時代を感じます。
さて、終点の新十津川駅からは、函館本線の滝川駅まで4キロ弱とほど近く、十分歩けます。

札幌から70キロ以上並走して、最も近づくのがこの区間なのですね。かつてアリバイ崩しのトリックに推理小説にも採用されました。
雨は激しくなってきましたが、とりあえず出発。
徳冨(とっぷ)川、石狩川と2本の川を越えなければならず、渡河の常として一直線とはいきません。

大きく迂回するルートを歩いている内に、素足にサンダルの足が妙な具合になってきました。
もともと両方の薬指に水ぶくれが出来かけていたのですが、ここに来て悪化したようです。加えて親指の付け根の内側にも新しいのが出来てしまいました。
滝川駅であわてて靴下を履きました。
途中で気になった物件をいくつか。

郷土の銘酒「金滴」。脳内で「きんてき」というとあっちの方に変換されてしまいました。

滝川の街で見つけた空き家。脚の抜けたベランダも危なっかしくていいのですが、犬小屋の前で四つ足を踏ん張っている謎の機械も気になります。
ここは根室まで長駆する北海道の大動脈、根室本線の起点ですが典型的な地方都市で、畳まれた店も目立ち、衰退しているようでした。
ここから留萌本線の起点、深川まではたった3駅ですが、このあたりは普通列車が少なく、また歩ける距離であるはずもないので、別途購入していた特急券と乗車券で特急列車を使います。
列車の本数そのものが少ない北海道はこのようなケースが多いので、鈍行旅行ではかなり余裕を持った旅程が必要です。
深川から留萌本線の二つ目の秩父別までは歩ける距離でしたが、天候と足の状態を鑑みて列車で移動することに。
北一已(きたいちやん)というすごい当て字の駅の次が秩父別。

駅から線路際を戻る感じで5分ほど歩くと、元気よく回るペットボトル風車の向こうに大きな施設が見えてきました。
去年、三重県養老などで訪れたような巨大温浴施設です。

こちらの「ちっぷ・ゆう&ゆ」、私は気に入りましたよ。
その理由を挙げますと、
1.お客が少なかった。
2.清潔だった。
3.入湯料が安かった。(500円)
4.受付のお姉ちゃんが可愛かった。
5.お土産が豊富。
6.有線で何故かエアロスミスがかかっていた。
そして何より、
7.併設されていた食堂が素晴らしい。
です。
露天風呂などはなかったものの、この手の施設の割にはシャンプーなどの泡切れも良く、いい気分で湯から上がって、この日初めてまともな食事をとるべく食堂へ。
あれこれ考えるのが面倒くさかったんで、おすすめの牛カルビ定食を頼んだらこれが大当たりでした。
お肉からお米からサラダまで、まったく死角のない美味しさ。
「北海道は何を食べても美味しい神話」はこの度めでたく更新されました。
休憩スペースの入り口脇には、地元のサークルでしょうか、川柳の短冊が飾ってありました。
面白かったのでいくつかピックアップしてみます。
・見栄を張り 英字新聞 逆さ読み
・呪文かけ やせた気分で 散歩する
・裏の裏 読んで消えない 不整脈
・のらくろを 読んだ仲間も 影薄く
・原発の 風も流れも 読み切れず
などなど、力作揃いでした。
なんかいいな。
また来たいな。ここ。
(つづく)
朝は4時頃目覚めました。列車は払暁の噴火湾沿いを走っておりましたが、あいにくの雨天です。
明るくなっていく車窓をぼんやりと眺めていたら、隣の席の女性が話しかけてきました。
お話を伺うと「北海道&東日本パス」を使って千葉から普通列車を乗り継いできたとのこと。
加えて、レンタサイクルで旧跡を巡ってきたとか。
すごい!
このような肉体系貧乏旅行には大いに共感します。
お話していくと同世代ということも判明し、その後も映画などいろいろな話題で盛り上がりました。
そういえば自分は余り旅先で人とお話することってないなあ。
2000年頃、姉が懸賞で当てた日本ライン下りのタダ券を使うべく、はるばる名古屋へ行った帰りの中央西線のなかでお話しした研究者のご夫婦が面白かったです。
ご専門は西アフリカの文化だそうで、そのとき紹介された著作のリンクをこの際張ってみます。
http://www.akashi.co.jp/book/b64091.html
http://www.akashi.co.jp/book/b64231.html
彼女はこのあと富良野へラベンダーを見に行くとのことで、札幌駅でお別れしました。
よい旅を~。
自分はといいますと、洗顔したり髭を剃ったりして1時間ほど使い、7時過ぎに札沼線という通勤&ローカル線に乗り込みます。
この矛盾した性格を持つ路線は、途中の石狩当別までは札幌のベッドタウンとして発展しつつあり、そこから終点の新十津川までは畑と牧草地が広がっています。
市内の沿線は札幌の中でも新しい地域で、建物も新しめですが、雪下ろしのためか平らな屋根の家はどれも屋根まで梯子が伸びていました。
競馬場周辺に広がる厩舎、そこにある3車線ならぬ3馬線?の馬専用陸橋などにも感心しつつ、気づけば終点石狩当別まで寝入っていました。
石狩当別からの列車は1両編成。
高校生たちがボックスを占領すべく空席にバッグをセットするので、あえて中央で仁王立ち。
オシャレ(らしい)しているカップル及び上層階級と、無口に俯く下層階級のヒエラルキーが一目瞭然です。
面白いぞ、ここの高校生。
彼等はみな途中の石狩月形駅で降りていきました。
ちなみにこの列車で見つけた落書きがこちら。

ウゴウゴルーガ…。時代を感じます。
さて、終点の新十津川駅からは、函館本線の滝川駅まで4キロ弱とほど近く、十分歩けます。

札幌から70キロ以上並走して、最も近づくのがこの区間なのですね。かつてアリバイ崩しのトリックに推理小説にも採用されました。
雨は激しくなってきましたが、とりあえず出発。
徳冨(とっぷ)川、石狩川と2本の川を越えなければならず、渡河の常として一直線とはいきません。

大きく迂回するルートを歩いている内に、素足にサンダルの足が妙な具合になってきました。
もともと両方の薬指に水ぶくれが出来かけていたのですが、ここに来て悪化したようです。加えて親指の付け根の内側にも新しいのが出来てしまいました。
滝川駅であわてて靴下を履きました。
途中で気になった物件をいくつか。

郷土の銘酒「金滴」。脳内で「きんてき」というとあっちの方に変換されてしまいました。

滝川の街で見つけた空き家。脚の抜けたベランダも危なっかしくていいのですが、犬小屋の前で四つ足を踏ん張っている謎の機械も気になります。
ここは根室まで長駆する北海道の大動脈、根室本線の起点ですが典型的な地方都市で、畳まれた店も目立ち、衰退しているようでした。
ここから留萌本線の起点、深川まではたった3駅ですが、このあたりは普通列車が少なく、また歩ける距離であるはずもないので、別途購入していた特急券と乗車券で特急列車を使います。
列車の本数そのものが少ない北海道はこのようなケースが多いので、鈍行旅行ではかなり余裕を持った旅程が必要です。
深川から留萌本線の二つ目の秩父別までは歩ける距離でしたが、天候と足の状態を鑑みて列車で移動することに。
北一已(きたいちやん)というすごい当て字の駅の次が秩父別。

駅から線路際を戻る感じで5分ほど歩くと、元気よく回るペットボトル風車の向こうに大きな施設が見えてきました。
去年、三重県養老などで訪れたような巨大温浴施設です。

こちらの「ちっぷ・ゆう&ゆ」、私は気に入りましたよ。
その理由を挙げますと、
1.お客が少なかった。
2.清潔だった。
3.入湯料が安かった。(500円)
4.受付のお姉ちゃんが可愛かった。
5.お土産が豊富。
6.有線で何故かエアロスミスがかかっていた。
そして何より、
7.併設されていた食堂が素晴らしい。
です。
露天風呂などはなかったものの、この手の施設の割にはシャンプーなどの泡切れも良く、いい気分で湯から上がって、この日初めてまともな食事をとるべく食堂へ。
あれこれ考えるのが面倒くさかったんで、おすすめの牛カルビ定食を頼んだらこれが大当たりでした。
お肉からお米からサラダまで、まったく死角のない美味しさ。
「北海道は何を食べても美味しい神話」はこの度めでたく更新されました。
休憩スペースの入り口脇には、地元のサークルでしょうか、川柳の短冊が飾ってありました。
面白かったのでいくつかピックアップしてみます。
・見栄を張り 英字新聞 逆さ読み
・呪文かけ やせた気分で 散歩する
・裏の裏 読んで消えない 不整脈
・のらくろを 読んだ仲間も 影薄く
・原発の 風も流れも 読み切れず
などなど、力作揃いでした。
なんかいいな。
また来たいな。ここ。
(つづく)