2012夏 なんとなく鉄道旅行(3) [大なり小なり旅の記録]
8/12
1時間以上寝坊しちまった!
はい。
いきなりこのざまでございます。
居心地が良かったんでしょうね。
慌ててチェックアウトしたらiPodのケーブルを忘れてしまいました。
でもお昼頃に携帯に電話をいただきまして、すぐに自宅に送ってもらえました。
東光ホテルさん、ありがとうございましたm(_ _)m
しかし、今回の目的のひとつだった三江線には乗車できません。時刻表をめくると西へ向かった方が吉、と出ましたので(高島易断かよ)、やや小走りになって浜田駅へ向かいます。
宿は駅近くの高台の上にあるので、眺めがよいのですが。
駅へ急ぐためにはちょっとホラーな急階段を進みます。これも旅の思い出ですw
・浜田0649~益田0735
日本海の海岸沿いを走る山陰本線からの眺めはこんな感じです。
このあたりは予定通りですと前日の夜に通る予定だったので、むしろアクシデントがあって良かったかもしれません。
水、きれいだなあ。
益田駅で15分ほど余裕があったので、駅前へ出てみました。
駅にこんな感じのお店が入居してる益田駅、かっこいいです。
時間が合えば是非とも入って見たかったのに。残念。
・益田0750~長門市0942
三江線を諦め、美祢線経由で山陽本線に出る。益田から乗り換えた列車はロングシートなり。咳き込んでる、というか痰が切れない人が目立つ。
ロングシートはどうも旅情が出ません。って、旅行者の勝手な言い分ですが。
しかしそんな心情に構わず、車窓はいよいよ美しさを増していきます。
とはいえ、過疎の側面も目に付きます。
蔓草に飲み込まれた民家の傍らに、真新しい自民党のポスター。萩まで はまだ少しかかりそう。
・長門市0957~厚狭1101
時間があればここから北へひと駅だけぴょろっと延びている山陰本線支線に乗って仙崎まで行ってみたかったのですが、我慢我慢。
美祢線の車両もロングシートでした。こっちに乗りたかったなあ…↓
美祢線では天候がコロコロ変わり、まだ一帯の大気は不安定なようでした。
とはいえ、列車は止まることもなく無事に厚狭へ到着。
そろそろお腹が空いてきましたが、しばらく駅弁は買えそうにありません。
・厚狭1109~新山口1143
新山口は、かつて小郡「おごおり」と呼ばれていた新幹線停車駅。厚狭は「あさ」と読みます。難読です。
このルートは内陸を走ります。海岸沿いはかつての山陽本線、岩徳線があり、トンネルの掘削技術などの発展によって内陸部をショートカットするようになった経緯は呉線と同じです。
・新山口1148~岩国1342
ここからは瀬戸内海の車窓が楽しめます。
山陽本線は瀬戸内海沿いを走っている印象ですが、くっきりと海が見える区間はそんなに沢山はありません。
南岩国駅の南側は一面の蓮畑。これはちょっと壮観でした。
・岩国1405~広島1457
今回の旅行でこのルートを乗車するのは3度目になります。
さて、列車の窓枠には日本の若者の掲示板。十中八九どうでもいい落書きが刻まれているものです。
この列車にはこんなものが。
そうか。よかったな!(岩国発の列車にて)
広島ではお土産を物色し、駅弁をゲット。本日ようやくまともな飯にありつけます。
・広島1545~福山1732
さて、買い求めた駅弁はこちら。
昨日の姫路に引き続いてのあなごですが、コレが美味いのなんのって!
柔らかくて薫り高くて、箱の左上のケースに収まっている骨のスナックも香ばしくてよろしいのですね。
京王百貨店の駅弁大会で見かけたら即ゲットしよう。そうしよう。
広島駅の「夫婦あなごめし」。ふんわり柔らかい穴子を特製タレで召し上がれ♪付け合わせの骨スナックもなかなか良い。
さて、映画ファンなら知らなきゃモグリ『東京物語』の聖地、尾道。(大林宣彦とかもありますが)
その趣深げな街並みに心惹かれますが、あまりの高低差にこの時期はやめておこうと思いました。
涼しい時期に尾道を散策してみたいなあ。
さて、やってきましたのは広島県東部の中心都市、福山。
なぜここで時間を取ったかといいますと。
福山を通る度に気になってたお城へ行ってみました。 ホームに向かってズラリと銃眼を揃える物騒な福山城。本丸の中はありがちな資料館でしたが、冷房がないので汗噴出。すっかりゆで上がった頃に天守閣到着。
天守閣からの眺めはこちらになります。
室内には昔懐かしい、でも意外と全国の観光地にまだ残っている記念メダルの自販機。
お土産にひとつ買おうと思ったのですが、鎖を買ったところで小銭切れ。
なんだこの『賢者の贈り物』みたいなオチは。
銃丸からホームを望むとこうなります。
では、こちらの戒めを持ちまして福山からお別れしましょう。
・福山1812~岡山1900
こちらに乗って岡山まで。元祖新快速の117系ですね。
倉敷に「101回目のプロポーズ」ってホテルがあった…。
岡山でお土産を物色。
姫路行き列車のホームはけっこうな混雑でした。
岡山駅、行列はできるがガキが割り込んでくる。割りと当たり前の光景らしいが、自分だけがグズのようでけっこう凹む。だが、田舎なんてこんなもんかと思ったら諦めがついた。
躾が悪いっていうか、この辺では普通なのかもしれません。
で、こういう人も上京するとマナーを守るようになるから不思議~。
・1812岡山~1900姫路
東海道本線の熱海~浜松間、大垣~米原間と同様、この姫路~岡山間も便数が少ないので、列車あたりの乗客は多くなります。
さて、関西に来たら出来るだけ私鉄に乗ろうと思っておりました。
関東とは格も多様性も違うのですね。
というわけで、姫路から神戸(高速神戸)までは山陽電鉄に。
姫路から大阪(梅田)までって、けっこうな距離です。
かなりのスピードでぶっ飛ばして、今や同じ会社となった阪急と阪神が乗り入れる地下駅、高速神戸に到着。
この店名はいったいどういう意図で名付けられたのでしょうか…。
スーパーで夕飯を買い込んで宿に向かいます。
神戸は六甲山地の麓にへばりつくように展開しているので、有馬道をちょっと上ったところに宿はありました。
お土産もいっぱい買ったし、前日夜更かしした経験を生かして、この日は早めに床に就きました。(つづく)
1時間以上寝坊しちまった!
はい。
いきなりこのざまでございます。
居心地が良かったんでしょうね。
慌ててチェックアウトしたらiPodのケーブルを忘れてしまいました。
でもお昼頃に携帯に電話をいただきまして、すぐに自宅に送ってもらえました。
東光ホテルさん、ありがとうございましたm(_ _)m
しかし、今回の目的のひとつだった三江線には乗車できません。時刻表をめくると西へ向かった方が吉、と出ましたので(高島易断かよ)、やや小走りになって浜田駅へ向かいます。
宿は駅近くの高台の上にあるので、眺めがよいのですが。
駅へ急ぐためにはちょっとホラーな急階段を進みます。これも旅の思い出ですw
・浜田0649~益田0735
日本海の海岸沿いを走る山陰本線からの眺めはこんな感じです。
このあたりは予定通りですと前日の夜に通る予定だったので、むしろアクシデントがあって良かったかもしれません。
水、きれいだなあ。
益田駅で15分ほど余裕があったので、駅前へ出てみました。
駅にこんな感じのお店が入居してる益田駅、かっこいいです。
時間が合えば是非とも入って見たかったのに。残念。
・益田0750~長門市0942
三江線を諦め、美祢線経由で山陽本線に出る。益田から乗り換えた列車はロングシートなり。咳き込んでる、というか痰が切れない人が目立つ。
ロングシートはどうも旅情が出ません。って、旅行者の勝手な言い分ですが。
しかしそんな心情に構わず、車窓はいよいよ美しさを増していきます。
とはいえ、過疎の側面も目に付きます。
蔓草に飲み込まれた民家の傍らに、真新しい自民党のポスター。萩まで はまだ少しかかりそう。
・長門市0957~厚狭1101
時間があればここから北へひと駅だけぴょろっと延びている山陰本線支線に乗って仙崎まで行ってみたかったのですが、我慢我慢。
美祢線の車両もロングシートでした。こっちに乗りたかったなあ…↓
美祢線では天候がコロコロ変わり、まだ一帯の大気は不安定なようでした。
とはいえ、列車は止まることもなく無事に厚狭へ到着。
そろそろお腹が空いてきましたが、しばらく駅弁は買えそうにありません。
・厚狭1109~新山口1143
新山口は、かつて小郡「おごおり」と呼ばれていた新幹線停車駅。厚狭は「あさ」と読みます。難読です。
このルートは内陸を走ります。海岸沿いはかつての山陽本線、岩徳線があり、トンネルの掘削技術などの発展によって内陸部をショートカットするようになった経緯は呉線と同じです。
・新山口1148~岩国1342
ここからは瀬戸内海の車窓が楽しめます。
山陽本線は瀬戸内海沿いを走っている印象ですが、くっきりと海が見える区間はそんなに沢山はありません。
南岩国駅の南側は一面の蓮畑。これはちょっと壮観でした。
・岩国1405~広島1457
今回の旅行でこのルートを乗車するのは3度目になります。
さて、列車の窓枠には日本の若者の掲示板。十中八九どうでもいい落書きが刻まれているものです。
この列車にはこんなものが。
そうか。よかったな!(岩国発の列車にて)
広島ではお土産を物色し、駅弁をゲット。本日ようやくまともな飯にありつけます。
・広島1545~福山1732
さて、買い求めた駅弁はこちら。
昨日の姫路に引き続いてのあなごですが、コレが美味いのなんのって!
柔らかくて薫り高くて、箱の左上のケースに収まっている骨のスナックも香ばしくてよろしいのですね。
京王百貨店の駅弁大会で見かけたら即ゲットしよう。そうしよう。
広島駅の「夫婦あなごめし」。ふんわり柔らかい穴子を特製タレで召し上がれ♪付け合わせの骨スナックもなかなか良い。
さて、映画ファンなら知らなきゃモグリ『東京物語』の聖地、尾道。(大林宣彦とかもありますが)
その趣深げな街並みに心惹かれますが、あまりの高低差にこの時期はやめておこうと思いました。
涼しい時期に尾道を散策してみたいなあ。
さて、やってきましたのは広島県東部の中心都市、福山。
なぜここで時間を取ったかといいますと。
福山を通る度に気になってたお城へ行ってみました。 ホームに向かってズラリと銃眼を揃える物騒な福山城。本丸の中はありがちな資料館でしたが、冷房がないので汗噴出。すっかりゆで上がった頃に天守閣到着。
天守閣からの眺めはこちらになります。
室内には昔懐かしい、でも意外と全国の観光地にまだ残っている記念メダルの自販機。
お土産にひとつ買おうと思ったのですが、鎖を買ったところで小銭切れ。
なんだこの『賢者の贈り物』みたいなオチは。
銃丸からホームを望むとこうなります。
では、こちらの戒めを持ちまして福山からお別れしましょう。
・福山1812~岡山1900
こちらに乗って岡山まで。元祖新快速の117系ですね。
倉敷に「101回目のプロポーズ」ってホテルがあった…。
岡山でお土産を物色。
姫路行き列車のホームはけっこうな混雑でした。
岡山駅、行列はできるがガキが割り込んでくる。割りと当たり前の光景らしいが、自分だけがグズのようでけっこう凹む。だが、田舎なんてこんなもんかと思ったら諦めがついた。
躾が悪いっていうか、この辺では普通なのかもしれません。
で、こういう人も上京するとマナーを守るようになるから不思議~。
・1812岡山~1900姫路
東海道本線の熱海~浜松間、大垣~米原間と同様、この姫路~岡山間も便数が少ないので、列車あたりの乗客は多くなります。
さて、関西に来たら出来るだけ私鉄に乗ろうと思っておりました。
関東とは格も多様性も違うのですね。
というわけで、姫路から神戸(高速神戸)までは山陽電鉄に。
姫路から大阪(梅田)までって、けっこうな距離です。
かなりのスピードでぶっ飛ばして、今や同じ会社となった阪急と阪神が乗り入れる地下駅、高速神戸に到着。
この店名はいったいどういう意図で名付けられたのでしょうか…。
スーパーで夕飯を買い込んで宿に向かいます。
神戸は六甲山地の麓にへばりつくように展開しているので、有馬道をちょっと上ったところに宿はありました。
お土産もいっぱい買ったし、前日夜更かしした経験を生かして、この日は早めに床に就きました。(つづく)
日本海と瀬戸内海の美しさに息を呑み、
地元・岡山県民のマナーの悪さにショックを覚えました。
直通特急は、毎日通勤で使っている電車ですが、
座席が多いせいでラッシュ時は非常に厳しいです。
中国地方のいろんな景色を楽しませていただきました。
by つぼっち (2012-09-06 22:59)
あああ、岡山県のご出身でしたね。
いや、自分がいたドア口がたまたま外れだっただけかもしれません。
最近『鉄道会社はややこしい』(http://www.amazon.co.jp/%E9%89%84%E9%81%93%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%84%E3%81%93%E3%81%97%E3%81%84-%E5%85%89%E6%96%87%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E6%89%80%E6%BE%A4-%E7%A7%80%E6%A8%B9/dp/4334036872)
という本を読んだのですが、神戸高速鉄道と阪急阪神、神戸電鉄、山陽電鉄の複雑な関係が興味深かったです。
確かに、クロスシートは通勤ラッシュには向いていませんね…。
by クロヒコ (2012-09-10 22:48)